プロセスに目を向けて

9月が終わり、後期の授業が順調にスタートしています。集中講義のためにこれからというものも、3~4あるのだが、私の感覚としては1月中旬までの後期の1週間のルーティンがスタートしたなぁという感じです。ほぼ1か月半の夏休みから、平日は仕事に行くお仕事期間への移行ができ、夏休み終わりに授業準備したものが、大きな問題なく出来ていることにも安心しています。そして、新しい学生さんたちとの出会いも、楽しませてもらっています。

授業のスタート時は、どの授業でもラボラトリー方式の体験学習の学び方の話をします。その中核をなすのが「体験学習の循環過程」「コンテントとプロセス」「ジョハリの窓」の3つの概念です。時間の制限もあって、十分には伝えられていないかもしれませんが、こういうことを大事にして授業を進めますと伝えています。

「コンテントとプロセス」では、コンテントとは話題・課題・結果などの目に見えて分かるもの、プロセスとはコンテントと同時に起こっている関係の中で起こる自分の気持ちや考え・相手との影響関係・集団の持っている規範など多くのことがあると伝えています。合わせて、日常ではコンテントに目を向けることが多く、プロセスには目を向けていないことが多いので、この授業では意識してプロセスに目を向けて物事を二つの視点で見ましょう。そのことが、多くの気づきを得て学びを得られ足り、自身の成長につながるとも伝えています。

私は言行一致を心がけていて、自分に甘い自分としては、できる限り実践しているつもりでもあるのですが、最近そうでないことを多くしていることに気づかされることが多く、愕然(ちょっと大袈裟)とすることがあります。スポーツは結果だけを見て試合内容には目をむけない、円相場は上がった下がっただけ、最終回を迎えたドラマは終わり方に目を向け、秋の味覚も大きいとか小さいとか安いとか高いとか、コロナに関しては発症者人数に関心を向けることすらしなくなっています。自分自身のことも私は軽い糖尿病なのですが、体重が増えた減ったA1cの数値がどうかだけを気にしていて、日常生活をどう過ごすかに意識を向けているかと考えると怪しいものです。大きなことを言えば、最近の日本は四季がはっきりしなくなり、春や秋の気持ちの良い時期がとても短くなっていると私は思っているのですがどうでしょうか?このことも孫の将来を考えたら由々しき問題と思うのですが、私の日常ではごみの分別とかエコバックを持つとかなどの常識的なことしかやっていません。これだって本当に将来の地球環境を思ってやっているというよりは、体裁やお金のことを考えているかもしれないのです。

あー、考えていると気が滅入ってくる‼

やっぱりここは私らしく、このことに気づいた私を褒めて「ま、いっかー」と乗り越えることにしよう。「気づいただけでも変化は起こっている」とも学生さん達にお伝えしているしなぁ。