瀬戸焼

短大時代の恩師の影響で絵本作家のノーマン・ロックウェルが好きになりました
彼の絵には古きよきアメリカのごく一般的な家庭の日常が描かれています
一つ一つの絵の背景を考えさせたり、クスッと笑えるところがあったり
見ていてほんわかあったかい気持ちにさせてくれるのがお気に入りの理由です
先日ノーマン・ロックウェル展開催の情報を知り
名古屋市内の美術館に足を運びました
てっきり絵の展示だと思っていたのですが
実際は絵の一コマを陶磁器で再現したものが展示されていました
「あれっ!?なぜなんだろう?」
「名古屋の小さな美術館には実物の絵を貸し出してくれなかったのかな?」
と疑問が湧いてきたのですが
チラシをみて納得しました
愛知県の瀬戸で製作された陶磁器は海外で人気があり
戦後多くの陶磁器製の置物がアメリカに輸出されたようです
特にその頃人気のあったノーマン・ロックウェル作品のノベルティは
2次元の作品を3次元にしていくことを可能にした
瀬戸焼の高い技術があったからこそといえます。
それら陶磁器の展覧会でした
瀬戸=瀬戸物はあまりに馴染みがありすぎて
日常ごくごく当たり前のように使っていますが
コーヒーカップや花器以外にこのような工芸品もあったんだと驚かされました