リモート研修

コロナ禍で今まで対面で受けていた研修が

次々リモート研修に変わってきています

 

以前Seedsの勉強会でエドガー・シャインのキャリアアンカーについて

学ぶ機会がありました

今回94歳になったシャイン先生と息子のピーター先生の二人が

遠くアメリカにいながらリモートで研修してくれるということで参加してみました

 

シャイン先生は髪の毛は鳥の巣のようになっていましたが

94歳には思えないくらいはっきりと明朗に話をしてくれます

もちろん日本語通訳もありましたが

時々比較的優しい用語で話してくださり

ところどころレジュメをみながら理解できる部分もありました

また年代が違えば労働市場も変化してきていることから

息子のピーター先生が現在の社会情勢を踏まえた意見を述べてくれました

 

この4Hの研修で特に印象に残っていることが1つあります

日本でもだいぶ国家資格になってキャリアカウンセラーの存在が

周知されつつあると思うのですが

アメリカと日本ではその役割が大きく違う点です

 

アメリカは事業所と従業員の間にはいって

福利厚生も含め仕事の内容から自身のキャリアをどうしていくか

その会社でずっと働き続けるのか

別の会社に転職するのか

目標にしていることは何か等をカウンセリングしていくようです

 

これに対して日本では大半がメンタル不調に陥った従業員に対して

その悩みの相談を受けつけ

場合によって休職になった従業員に対して

病気とうまくつき合いながら

仕事への復帰をどうするか等

産業医や保健師とチームで支援していくことが求められているようです

 

これはアメリカが個人主義を大切にして

自分自身で切り開いていくことが仕事にもあてはまるからなのかもしれませんが

どちらのキャリアカウンセリングも必要と改めて感じました