春の院展

以前の職場の先輩に誘われて初めて春の院展を見にいってきました

コロナ禍での絵画鑑賞は久々です

 

私はあまり絵のことは詳しくないので

気になったことを先輩に尋ねながらの鑑賞でした

 

まず院展が日本画の系統ということさえ知らず

ひときわ目をひく青や赤の色を出すのには

ピンキリとはいえ高額になることを教わりました

 

鉱物を粉にして自分のだしたい色にしていくと説明をうけました

細かく砕き薄く何層にも重ね塗りをしたり

荒く砕きその粒を利用して盛り上げることで

洋画の油絵の重ね塗りとはまた違った

凹凸をつくりあげることができるようです

 

日本画といえば雪舟のような墨をつかった

モノクロの世界をイメージしていましたが

今回院展を観て多彩で多様な表現方法があることがわかりました

 

私も先輩も今回特に葡萄の絵が気に入りました

葡萄の実一粒〃〃に対して紫・青みがかった紫・赤みがかった紫と

陰影をつけて塗りこめられており

そこに微妙に凹凸感も醸し出されていました

ご多分にもれず絵はがきを買って帰りました