真っ向勝負

新年度をどのように迎えられましたか?日本の4月は新生活のスタートのイメージが強いですね。皆様が新年度をどのように迎えられたか、少し興味があります。チャンスがあったら教えてください。

一日遅れてしまいましたが、4月1日はエイプリルフールでした。1年で一度、嘘をつくことを許された日。まあ嘘をついてもいいと言っても「ジョーク」と言われるような、悪意のない、むしろ楽しくなるようなものが許されるということだとは思います。でも、朝起きた時に今日は何か言って、誰かをちょっと驚かせたり、困らせたりしてやろうと考える人は結構多いのではないでしょうか。実は私も、そんなことを考えたりします。

実は私は嘘をつくのが苦手です。こう書くと、とても善良な人のように思うかもしれませんが、それは違います。私は嘘をつかないではなくて、苦手なのです。まず、何でも表情に出やすいので、ばれやすい。元来、思ったことは何でも言ってしまう方なので、変なところで嘘をつくと辻褄が合わなくなってしまうことが起こる。上手に嘘をつけるようなユーモアや発想力、記憶力が乏しい。などなどの理由から苦手だと思っているのです。

嘘って何でしょうね?

誤魔化しやでたらめ、虚言や作り話も嘘の一種になるのでしょうか。もっと広義に考えたら、配慮や気遣いの中にも嘘の要素はありそうです。だとしたら人と上手くやっていく上で、嘘は必要なものなのかもしれません。上手に嘘が使えるようになることが、大人になるということなんて考えることもできるかも・・・。うまくその場を逃していくことができるのは、処世術としては大事なことでもあるとも思います。心の中は違っても、ニコニコしてその場を過ごす、ポーカーフェイスで黙っていて、何を考えているのかよく分からないようにする。子供はなかなかしないことですが、大人は結構しているように思います。

私は真っ向勝負の人(自他共に認める)なので、こういう大人ならではの対応が苦手です。自分ができないだけでなく、こういう対応する人に、どうしたらいいのか分からなくなるのです。腹を割ってしっかり話せれば、お互いに理解が深まり、新たな関係を築いてく可能性があると思うのですが、腹を割って話していいのかどうか分からないとどうしていいか分からなくて立ち止まってしまうのです。決して良い悪いを言っているのではありません。私だって真っ向勝負をして討ち死にすることも少なくないので、うまくやり過ごす処世術が身につくといいなぁと思うこともあります。私は18歳を45年近く過ぎても、成人できていないということなのかもしれません。

あと何年生きられるかは神のみぞ知るですが、その時までには少しは大人の対応ができるようになって、閻魔大王の前に立ちたいものです。三途の川を渡り、閻魔大王の前で真っ向勝負で討ち死にし、地獄行きは悲しすぎます。だって私は全てを正直に伝えて、天国行きを獲得できるほど善人ではありませんから。何とかボロを隠して、天国行きを獲得したいものです。

最後に、一日も早く、ウクライナにロシア侵攻が終わり平穏な日々が戻ったという、嘘偽りないニュースが聞きたいと願っています。