発達支援からふるフェスタと新書

8月も後半に入りました。猛暑から解放されましたが、天候不順が続いています。そして変異株によるコロナウィルスの感染者数が急激に増加しています。私たちSeedsメンバーの居住地愛知県も、来週には緊急事態宣言が発令されそうですね。
ワクチンを打った人も(私もそうですが・・・)、まだの人も、引き続き気をつけて過ごしたいものです。

今日は週末の土曜日、オフ日だったのですが、職場でもある教会を会場にして、NPOルカ子ども発達支援ルーム主催の子育て居場所作り支援「フェスタ」があり、私も夫もこのNPOの理事を引き受けていて、イベントの応援方々様子を見に出かけました。

長雨と感染者数の増加で、参加された親子はそれほど多くではなかったようですが、それにしても中々盛況でした。
子どもたちが楽しめる遊びのコーナー、ママヨガコーナー、臨床心理士による個人相談など、各部屋ごとに人数を制限していましたし、対象も未就学児の家族だったので小学生以下の小さいお子さんが大半です。

私と夫は、ママヨガの時間に託児のお手伝いをしました。時々思い出したように泣き顔になる子をあやしたり、一緒におもちゃで遊んだり・・・。園長経験の夫は、おじいちゃんオーラーが出ていたのかな、いつの間にかちょっと大きめのお子たちに囲まれて、遊びに夢中になっていました。時おりデストロイヤーに変身する子の扱いにも上手に対応していて、おもちゃを譲った子を褒めたりと、流石・・・。

ママヨガの場所は、日曜日には礼拝をする場所なので天井も高いし、庭続きの大きな窓からも外の風や鳥の鳴き声が聞こえてくるなど、瞑想の時間は五感も刺激されて、さぞや気持ちが良かったのではないでしょうか。
ヨガの先生も、この場所をとても気に入って下さいました。
それはそうでしょうね。
祈りの場でもあるから、気持ちがいいん訳はありません!!

ヨガはマインドフルネスに通じると言われています。
「今、ここ」に意識を向けて、起こっていることに対して、良い悪いの判断をせずありのままを受け容れること。
ほんの少しの時間でも、日常のいろいろな思いをちょっと横に置いて、今の自分に意識を向けて、呼吸に集中したり、五感を活用していくことで、心も体も素の私に近づいていくのではないでしょうか。

ヨガを体験しながら、しばし「ママ」の時間を忘れて、素直な「わたし」に向き合えたかもですね。

さて、一つ新書の紹介です。このNPO法人ルカ子ども発達支援ルームが主催している児童発達支援事業そらのとりの監修を担当して頂いている児童精神科医小野真樹さんが金子書房から本を出版されました。

発達障がいとトラウマ 〜理解してつながることから始める支援〜 小野真樹著 金子書房

トラウマが絡むとどうして問題がややこしくなるのか。子どもたちの不思議な行動をどう理解すれば良いのか。
・・・ここには豊かな臨床のフィールドが広がっています。序文より(杉山登志郎氏推薦)

発達障がいとトラウマが混在した、複雑で問題を抱かえた子どもたちへ普通の日常生活で誰にでもできる「治療的な関わり」
第1部 理論編 発達障がいとトラウマの相互作用を理解する
第2部 実践編 日常生活のなかでもできる治療的な関わり

新書の帯の引用です。わたしもまだ読み始めたばかりですが、難しい専門書というよりお話を聞く感じで、すらすら読み進めていけそうです。

ご関心のある方は、お買い求めください。(Amazonで買えます・・・)