「健康が守られますように」

2021年の年明けは、北陸地方の大雪の被害や主要都市の緊急事態宣言という厳しい状況でスタートしましたが、皆さまいかがお過ごしですか。

私の周りでも、緊急事態宣言を受けて、再び時短勤務やテレワークになったという人も多く、ワクチン接種の担当部署に勤務している知人からは猛烈に忙しくなっているという声を聞きました。医療現場は言うまでもないことですが、しばらくはこの厳しい状況が続きそうですね。一向に感染者数が減らないことや毎日亡くなられる方がいることにも心が痛みます。制約や不安によるストレスは大きいですが、健康が守られますようにと願うばかりです。
日常の中でのマスク姿はすっかり定着し見慣れてきましたが、たまにマスクを外した時の笑顔を見るだけで、なんだかとっても嬉しい気持ちになります。
私たちが健康でいることが、当たり前だけどこんなに幸せなんだとあらためて気づかされます。

当たり前が幸せ。
特別ではなくこの平穏な日常が素晴らしくて、愛おしいです・・よね。

私の通う教会では、再び皆で集まる日曜日の礼拝を自粛しています。
キリスト教に限らず、歴史の中で信仰のもとに人はどんな困難な時でも集まって祈るということを大切にしてきたそうです。
戦時下でも迫害されていた時代でも・・・。
コロナになって集まらないということを選択せざるを得ないのはもしかしたら歴史上初めてのことかも・・・と。

大切なものを手放すということは、誰にとっても大変辛い出来事です。けれどもっと大切なことのためにあえて手放すこと、そして優先しなければいけないことに目を向けていく力を私たちは持っています。神さまからその使命を頂いたと言えますね。長い長い歴史上の中で、過去から未来につながるまさに今、そのただ中に在るということに思いを馳せてみたいものです。

久しぶりに電話で近況を話し合った知人が、短いショートメールも送ってくれました。「こんなときだから、健康が守られますようにね・・・。」
当たり前だけど、本当にそう祈りたいと私も思っていたので、電話の向こうからしっかりとハグしてもらったようで、とても嬉しかったです。

きっと今、世界中の誰もがそう思っているセンテンス。

「健康が守られますように・・・」

行き場のない悲しさや怒り、悔しさに負けないよう、温かい言葉で励まし合い、困難な今を乗り越えていきましょう。