花火と中秋の名月

今日は中秋の名月。天気も良くとても綺麗なお月様が東の空に輝いている。

つい先日まで「いつまでも暑い」と言っていたのに、今では「朝夕は随分肌寒くなってきました」と言っている。事実エアコンは使わなくなったし、窓を開けて寝ていると朝には閉めたくなる。すっかり秋になっていた。

中秋の名月には‟月見団子”。仕事帰りに名古屋の月見団子(里芋型)を買って帰り。夕方、まだ月も出る前から団子を食べてしまった。後で月見をしないと罰が当たるなぁと思いつつ、夕食の準備をし、丁度食べ始めるころに「ドドーン、ドンドン」と音がする。花火?今年はコロナの影響で、大きな花火大会はほとんどが中止になっている。その代わりに、色々な所で時折小規模だが花火があげられているようだ。私は花火好きなので、一度くらいは見たいなと思っていた。やっとそのチャンスがやってきた!

夕食は置いておいて、我が家の屋上に上がると、瀬戸の電波塔の少し右手に花火が見られた。やったー!今年も花火が見られた。そしてもう少し右手に目をやると、そこには中秋の名月がくっきりとまん丸に輝いていた。

‟罰が当たる”どころか‟ご褒美”。いつもは夏の風物詩である花火。秋の月と一緒に見られることは殆どない。でも今日は私の目の前にある。いつも通りでない今年だから見られた花火と名月。才能があれば、ここで一句なのかも。

いつも通りでないことで、あきらめていること、思い通りにならないこと、残念なことなどが多い中、いつも通りでないことがくれた喜びを感じた10月のスタートになりました。

明日はどんな‟今だからこそ”がやってくるでしょうか。見逃さないようにアンテナを立てておこう。