不安なこころ

朝夕随分涼しくなってきましたね。夏の暑さで、知らない内に酷使してきた”こころとからだ”を回復したいなと思うこの頃です。8月、お盆頃から相次いで体調不良になった親の介護・サポートで、ちょっと頑張りすぎている私です。
ここに来て、やっと本人たちも少しずつ元気を取り戻しつつあるので、今週から通常通り仕事に行けるようになりました。
困った時に、柔軟に対応してもらえる職場の理解は、ありがたいと実感しています。
今は、美味しいものを食べて、睡眠も取って、時々はご褒美もしようと思います。

わたしたちは、こんなふうに、家族の心配事に遭遇すると、知らない内に不安を溜め込んで、どんどん大きくしている
のかもしれません。
最近コロナもあってか、不安な気持ちが行動に表れてしまっているお子さんが多いと聞きます。
コロナ鬱とも言うんだそうですが、新しい生活のあり方には、ストレスもいっぱいです。
見えないウィルスの恐怖は、大人もそうですが、想像以上に子どもの心に、不安や恐怖心を抱かせてしまっているのでしょう。
コロナウィルスが怖くて、学校に行きたがらない。行けない。体調不良になってしまって、キレやすい・・・、情緒不安定になっている。
そういう声を身近かなママさんたちの声として、聞くことがあります。

私の職場では、今挙げたような子どもの発達に関する、子育て中のさまざまな心配ごと、困りごとに寄り添う専門的な支援をしています。
相談員のスタッフから、一冊の本を紹介してもらいました。

だいじょうぶ、自分でできる心配の追いはらい方、ワークブック
(ドーン・ヒューブナー著、ボニー・マシューズ絵 上田勢子訳/明石書店) です。

絵本のように素敵なイラストが随所にあり、子どもの認知行動療法の専門書です。

1章では、「きみ、心配の木を育ててない?」と呼びかけています。
2章以下、心配ってなあに?どんなふうに始まるの?・・・と続きます。
そして、心配を追い払う方法、心配の時間をへらそう、心配に言い返そう・・・と、
少しずつ、対処できそうな自分を後押ししてくれそうです。

この本を読み終わる頃、もしかすると「だいじょうぶ・・・かも?」と素直に言える自分に出会えるかもしれませんね。
見方を少し変えるだけで、それもありなんだと、素直に受け入れられる自分に出会えますように・・・。

この冬、インフルエンザとコロナの2つで大変になる!というニュースを聞くたびに、見えないウィルスへの恐怖は増していきます。
一体世の中どうなるんだろうか・・・と、不安はつきません。

そんな時、自分に合う対処法で、自分を勇気付けたり励ましてあげれる対処法があるといいなと思うのです。