お正月のあそび

お正月といえば、昭和の生まれの私たちは、親戚が三が日のどこかで親たちの実家に集まり、お屠蘇に、おせちをつまみながら、近況を報告しあったり、お年玉を交換したり、そういう風景が浮かびます。

そして久しぶりに集まった、いとこ同士も、大人も子供もみんなで一緒に、百人一首や、坊主めくりに興じたのを思い出します。ジェンガとか、トランプの神経衰弱なんかも、した覚えがあります。

今年は、元旦に長男家族が来てくれて、さっそくお年玉で買ったという仮面ライダーのベルトを大喜びで持ってきて見せてくれた5歳の孫と、お人形用のベビーカーを楽しそうに押して遊ぶ2歳9か月の孫の相手をしながら、ひと段落したところ、いつもなら、ディズニーチャンネルでアニメがみたいといいだすタイミングに、百人一首で坊主めくりをしてみました。

絵札が、3種類しかないので、簡単に見分けられます。ルールも単純だし、やりはじめると、大人はルールを思い出しながら子供たちに教えていきます。思った通り、5歳の孫は、真剣そのもの。大人4人と孫2人の総勢6人で、札をとったり、出したり、取られたり。最初は優勢だった人が、坊主を引いてしまい、最後は大逆転で、5歳の孫が一番たくさんの札を獲得しました。

みんなでひとつの遊びに興じるのは、やはり、楽しいものです。そしてひとりやふたりだけじゃ、楽しめない。大勢集まるからこそ、楽しめるお正月の遊び。

スマホやリモコンのゲームも、楽しいものはたくさんあるでしょうけれど、手ざわりのある、みんなの表情をみながら、わくわくして、できるあそびがあることも、年に1度くらいは、平成、そして令和の子どもたちにも、伝えて行けたらいいなと思います。

なにより、私たち世代でも、一緒に楽しめることが、ありがたいですし。

また、来年も、百人一首、トランプ、ジェンガなどを用意して、子どもたちの成長に合わせて、みんなであそぶ時間をつくりたいなと思います。

よい一年になりますように。