器にひかれて
GWがあけて、日常に戻ったかんじの日々ですが、みなさん
どのようにお過ごしでしょうか?
この連休は、特に大きな計画もなかったのですが、天気予報を見ては
あちこちに出かけました。
そのひとつは、土岐市の美濃焼祭りです。
先月から、ちょこちょこと台所を整理して、すっきりさせたあとなので、
気に入ったもの、今の好みに合うものを少し買い足したいなと思い、
散策がてら電車に乗って、美濃焼祭りに行ってみました。
瀬戸物祭り、有田焼祭りとならぶ、美濃焼祭りは
日本三大陶器祭りだそうです。
会場は、陶器工場や直売場の立ち並ぶ、問屋街。
JR中央線の土岐市駅からシャトルバスで向かいました。
というのも、朝の番組でテレビで中継をしていたのですが、
朝9時すぎの時点で駐車場が満車に近いということだったからです。
昼前に着くと、会場では、陶器廉売の出店が並ぶほか、各工場から、
蔵出し廉売もしていて、雨上がりでしたが、人出があってにぎわっていました。
イートスペースでは、B級グルメの屋台がたくさん出ていて、
焼きそば、餃子、から揚げ、牛焼、たこやき、いまNHKの朝ドラで
おなじみの五平餅、みたらし、ラーメンなどなど。
そんなものを食べ歩きしながら、ひととおりのお店を覗いてみました。
手に取ってみると、持ちやすい、手に馴染みやすいお茶碗。
これで、お酒を飲みたくなるなという、焼酎カップ。
何気ない料理でも、ちょんと盛り付けると、おいしく見えそうなプレート皿。
美濃焼だけでなく、全国の陶芸やガラス、クラフト作家が作品を売る作家ゾーンもあって、
見ていて飽きないし、楽しめました。
さびたトタンや廃材を組み合わせて、心魅かれる気の利いたオブジェにした
作品など、ECOで新しい価値を生み出す?!
ひとつひとつに、作家の心意気が、感じられる作品があって、
いろいろなことに気づかされます。
夫は、数年前から探していた、陶器の対の招き猫を、やっと気に入った
顔のものを見つけられたと言って買っていました。
素焼きのほっこりした顔立ちのものです。
私は、数年前から、吹きガラスの器に魅せられていて、ある作家さんの
お店にあった、花瓶に一目ぼれ。
アールヌーボー風の形と、何層にも色ガラスを重ねたなんともいえない色合いが気に入りました。
あとで聞いたら、沖縄の作家さんだそうです。
沖縄にはときどき行きますが、岐阜県土岐市で出会えた作品です。
そういうのも、陶器祭りの醍醐味です。
もうひとつは、連休最後の日曜日に、思い立って高山に行きました。
こちらはドライブです。
私は、高山を訪れたのは20年ぶりくらいでしょうか。
酒蔵や味噌屋さんがたくさんあります。
古い街並みを、またまた、食べ歩きしながら、私は酒蔵でも
試飲などをしながら、歩きました。
ここでは、飛騨春慶塗の器に惹かれます。
ちょうど手に馴染む、お椀、菓子皿など、手ごろで、美しい気に入ったものを見つけました。
そのあとは、飛騨高山美術館に寄って、ガレやラリックなどのガラスの作品や家具などを
鑑賞してきました。
小旅行をして、観光をして、おいしいものを食べて、そこで出会った器は、
家に帰ってから、それを使うことで、また、楽しめます。
雑誌に取り上げられている、料理研究家さんなどのように、センスのいい食器を揃え、
トータルに組み合わせる自信はないけれど、さっそく、この器に何を作って乗せようかと、
料理の創作意欲も湧きあがります。
とはいえ、これ以上食器を買って、どこにしまうの?
と、夫に言われてしまうので、収納の工夫と整理は、欠かせません。
それは、ぼちぼち後で考えますが・・・