巡礼・地の果て「フェニステーレ」
BS「世界ふれあい街歩き」今日は、スペイン最南端のフェニステーレが登場しました。
ここは、スペインの聖地巡礼の道、サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼者が、旅の終わりに目指すところだそうです。
地の果て、フェニステーレ。
巡礼者は、この岬の美しい夕日を眺め、巡礼した長い道のりを思い巡らし、旅を締めくくるそうです。
たしかに、ここから先は海だから歩けない!
フェニステーレの街は、そんな旅人、巡礼者で賑わっていて、巡礼の開放感もあるのか、あちこちで祝宴をあげていて、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
巡礼者は、Tシャツに短パンやGパン、手荷物のデイパックと、とてもラフなスタイル。
「お友達ですか?」
「いや、巡礼の途中で知り合ったんだよ」
リポーターのインタビューに気軽に答えて、お互いに肩を叩いて大笑い。
なんかこのアットホームで、飾らないフレンドリーなところは、いいな・・・。
思わずこちらもほっこりした気持ちになってしまいます。
番組を見ていると、なんか気軽に挑戦できそうな、行ってみたい気持ちにもなってきましたが、
巡礼をする私??
いやいや、相当奮起しないとダメです。
体力と気力、そして経済的にもちょっと厳かしそう・・・・。
巡礼の終わりは、新たな始まりなんだよね・・・・。
リポーターのエンデイングの一言が、とても心に響いてきました。
巡礼という体験を通して、次に生かしていくこと。
これって、まさに体験学習!
巡礼という長い長い道のりの中で、人は、たくさんの出来事や関わりから学んでいきます。
自分との出会い、他者との出会い、神との出会い・・・。
巡礼という極めてシンプルな行為が、こんなに科学技術が発達した現代社会でも、特別なものとして大切にされていることは、すごく嬉しい。人間の良心もまだまだ捨てたものではないですね。
そんな思いを、今夜の番組から気づかされました。