カブトムシ

8月も最後の週末になりました。
お子さんのいるお家では、長い長い夏休みですね。
お隣さんからも子どもたちの声がよく聞こえてきます。
今年のびっくり事件は、そのお隣さんの庭にあるシマトネリコに
カブトムシが群生していて、メスとオス合わせて30匹ぐらいいます。
シマトネリコは、甘い樹液があるらしく、特に今年は異常発生です。
我が家にも同じようにシマトネリコの木があるのですが、こちらには
あまりやってきません。
それでも、隣の坊やが引っ越しさせよう、とオスのカブトムシを持ってきたところ、
しばらくは樹液を食べた形跡もあるのだけど、裏山に近い隣へいつの間にか
飛んで行ってしまいました。
最近は、ひところの勢いがなくなっているらしく、カラスにも食べられちゃうとかで、
少し数が減ったきたそうです。
カブトムシといえば、以前は高額で売られていたようですが、最近はそうでもなく
クワガタ虫の方が人気なんだそうです。
いずれにしても、実際に木を行ったり来たりしているカブトムシがたくさん群生しているのを
見るのは、私も生まれてはじめての経験です。
近所の子どもたちは、もうすっかり見慣れた風景なのか、あまり感激していないようですが、
我が家にやってくる客人は、この光景をみて、だれもびっくりして、ちょっと興奮気味です。
私は昆虫があまり得意ではないので、大抵眺めているだけですが、色艶といい、角の立派さといい、
ちょっと惚れ惚れします。
自然界の不思議さ、神秘さ、そしてとても完成された美しさを感じずにはいられません。
卵を産むために、いつも雄と雌が仲良くしています。
これも自然のなせる業ですが、来年もまたやってくることを密かに楽しみにしています。