ナルニアの隣人たち
今、面白いな・・・と思って読んでいるのは、「ナルニアの隣人たち」堀越喜晴著という本です。
「ナルニア国物語」は、イギリスの作家 C・S・ルイス(1898-1963)が書いたファンタジーの傑作ですが、
堀越さんの本では、ナルニアの登場人物15人(動物や著書ルイスも含めて・・・)にスポットを当て、その一人ひとりが
とても生き生きとした隣人として語られています。
ナルニア国物語の解説書の一つ、と言えばそうとも言えますが、想像力を膨らませながら、それぞれの登場人物に出会っていく旅人のような気持ちで、読み進めているところです。
もう一つの魅力は、聖書に基づいた神学的な解釈(私訳と言ってますが・・・)が語られていて、そのように理解すれば、素直に納得できたり、素敵だと思えたり、ファンアジーの世界と聖書の世界が一つにつながっているところも、この本に魅かれるところです。
そして、堀越さんの語りは、ユーモアもあり、また温かな言葉が選ばれていて、そこに生きる人々の関係性を大切にする彼の思いが溢れていて、そのことにも深い感動を覚えます。
実は、この週末、長野市内の聖公会の教会を訪ねる機会があり、偶然にもご本人と遭遇しました。
今週は、別のところに出かける予定だったけれど、急遽変更しましたということで、やっぱり来てよかった!と
私たちの訪問を歓迎してくれました。
その後は、善光寺に出かけたり、酒蔵で食事をしたり、東山魁夷美術館(改装中で庭を見ながらお茶をしたぐらい)に出かけ、
小布施にも出かけ、2泊3日の長野滞在を楽しみました。
旅の合間に読めるかも・・・と持参したのですが、長野滞在を楽しみ過ぎて、読む間もなく帰ってきました。
さて、そろそろ8月の文献「エミール」も読み始めないといけないところですが、手が伸びるのは、やはり「ナルニアの隣人たち」です。