スタンプ
LINEでのやりとりは、手軽で便利だ。
いまだに、携帯はガラ系の私も、別持ちのタブレットでLINEを使って
友人や息子、お嫁さんと、やりとりをしている。
孫の写真を、ときどきお嫁さんが送ってくれるのが、楽しみだ。
女子短大の同期の4人とは、よく馬鹿な会話もする。
介護、老化、子どもの結婚、などなど、話題は現実的だが、
いろいろな切り口で、思いを伝えあって、笑い飛ばしてしまえるようなことも、
ほっとできるようなこともある。
その都度、忙しかったり、手が離せないときは、簡単にスタンプを使って返す。
既読のままに、なかなかできない気もするし、割と気軽な形態のツールだろうと
思うところもあるし。
けれど、スタンプは、自分にはぴったりのものを選んだつもりでも、相手にとっては
どうだろうか?と思うこともある。言葉をつらつら並べるより、今の相手に伝えるにはちょうどいいなと
いうこともあるが、とりあえず、返す言葉が見つからないから、どうとでもとれるスタンプに頼って
おこうということもできる。
もしも、ほぼ、スタンプばかりで、LINEのやりとりをしていたら、
お互いの真意は、ちゃんと伝えあえるのだろか?
そんな風にも思う。
手紙がメールに、メールがLINEに、スタンプに、便利なツールはこれからもっと進化していくと思う。
気持ちを伝える時、何を使い、どう表現して、相手に伝えるか。
自分と相手にとって、何が一番ちょうどいいのか。
気持ちや感情も記号化できるようになってきて、改めて、それで零れ落ちる部分は
大丈夫なのかなと、ふと思う。
人のコミュニケーションの奥深い部分、出会い、つながり、かかわり、信じること、思いやること、向き合うことなど、
時には、周りに丁寧にアナログに伝えていく人でありたい。