11月、山、燃える秋
先月末に、左の足の小指を強打し、
靴が履けなくて困った日々が続いていますが、
ようやく、少し良くなってきました。ほっ。
それにもかかわらず、11月は秋を満喫しています。
今月初めの日曜日は、旧友に誘われて松本市美術館に行きました。
草間彌生展を見に行こうと誘われ、
さほど関心がなかったのでどうしようか迷ったのですが、
友人が「運転はまかせて」というので、「では」と思い、行ってきました。
草間彌生のことは現代アートのポップな感じのものをつくる人という印象で
実はよく知らずに行ったのですが、想像とは違ってとても気に入りました。
私はコラージュの作品をあまり見たことがないのですが、
心象風景を表すのに、これほどぴったりのものはないなと思いましたし、
連作になっているものを順に眺めているだけで、吸い込まれそうな気持ちになりました。
また新しい作品もあり、こちらは富士山の版画の連作だったのですが、
赤や黄色、ピンク、黒など、さまざまな色で表現された富士が並んでいて、
友人と「どの富士山が好き?」と語り合いながら見るのが楽しかったです。
松本市美術館がたくさんある草間彌生の作品の中からチョイスしたものが
私にとってのど真ん中にくるものだったということなのでしょうか、
新しい出会いがうれしかったです。
たまには気乗りしなくても、
誰かのおすすめにそのまま乗っかってみるのもいいなと思いました。
帰りは、高速ではなく木曽を経由して帰りました。
紅葉が美しく「今日はいろんな色に出会った日だね」と友人に言われ、
本当にそうだなと思いました。
その次の週は
夫が、「この頃流れが悪いからお伊勢さんに行きたい」と言うので、
「流れが悪い=お伊勢さん」という論理がよくわからなかったのですが、
行くことにしました。
夏に新しい車を買ったけど、まだあまり遠出をしていなかったので、
ドライブを楽しみました。
夫にとって良い流れに変わるといいのですが。
今週は妹が遠方からきたので、
夫と三人で郡上の古今伝授の里に行きました。
道すがらも、古今伝授の里も、そのあとに行った郡上のお城も、美しい紅葉でした。
私と妹はそれぞれが小学5年生のとき、郡上の安養寺というお寺に合宿にきて、
郡上踊りにも行った思い出があり、そのことを思い出して懐かしく感じました。
3人でしゃべり倒して、いや夫は聞いていただけかな?、
楽しい週末を過ごしました。
今年は紅葉の当たり年とテレビで言っているのを聞きました。
これからどんどん寒くなり、そしてあっという間に2016年が終わるのですね。