ホットな報告会
毎日、寒いですね・・・。
12月に、重いものをちょっと力を入れて運んだのが原因で、腰痛になっていた私ですが、
またまた、やらかしてしまい、この寒さも相まって少しめげています。
何をするのも、「アイタタタ・・・」
前回、重いものは要注意、無理をしない、カラダを鍛えよう、手軽なところでストレッチだ!
と自分に言い聞かしたつもりが、喉元過ぎれば熱さ忘れる・・・。
すっかり油断をしていました。
痛みが治まるまで、少しかかりそうですが、ぼちぼち治していきたいと思います。
さて、先週、南山大学心理人間学科の"人間関係フィールドワーク”という授業の
報告会に出席してきました。この授業は、学生たちが、社会現場というフィールドで
自分や他者との関わりを体験的に学ぶ授業で、私たちSeedsの母校、南山短期大学の
人間関係科時代から、ずっと続いている授業の一つです。
学生たちのフィールド先は、高齢者や支援の必要なこどもたちが通う学校などが主ですが、
わたしの職場でも、3人の学生さんが、5月から12月まで、計22回、通って来ました。
報告会では、どの学生たちも、この1年間のフィールドでの体験から学んだことを、自分の言葉として、
報告していた姿がとても印象的でした。
1日のフィールドの関わりが終わると、事務室兼職員室で、彼女たちは、毎回その日起こった出来事や
自分と子どもたちとの関わりについて、ふりかえっていました。
うまくいかないね、何が原因だろうか、次はどうしようか・・・・。
そんな声も、よく聞こえてきましたが、主任の先生をはじめ、私たちスタッフは、基本的には口出しをしないで、
学生さんが、毎回準備したことを尊重し、その関わりも見守る、という姿勢です。
試行錯誤しながら、彼女たちが自ら考えて、何かを見つけていくことを大切と考えているからです。
日本語を堪能に話す主任の先生は、フィリピン人の先生ですが、
「この学科で学ぶ学生さんにとって、自ら考えて、行動すること、人間関係を学ぶのだから
それって、大事ですよね。受入当初から、ずっとその姿勢でしていましたよ。」
そんなことを私に話してくれたことがあり、とても納得しました。
1年のフィールドワークを終えて、学生さんたちは・・・・
「だんだん目の前で起こることに対して、自分はどうはたらきかければよいか、という問いに対して、自分の関わり方の選択肢が増えた」
「自分よりはるかに幼い子どもたちから学ぶことが多く、今まで何気なく行ってきた他人との信頼関係の構築の仕方を見つめ直すきっかけとなった。子どもたちとの信頼関係を築くこと、深めることを通して、自分の成長も明確に感じられた」
「子どもたちの関わりから、気持ちを素直に伝えることを学んだ。次に新しく出会う人、言語の違う人、今までも関わってきた人にも生かし、関係を深めていきたい。」
報告会の彼女たちの発表する姿を見て、ちょっと目頭がうるうると熱くなってしまった私です。
自分の体験したこと、気づいたことを、ラボラトリーの体験学習の循環過程のステップを繰り返しながら、
学びを深めていった1年だったのではないでしょうか。
その日は、朝から雪が積もって、快晴ながらとても寒い日でしたが、ホットな気持ちになる報告会でした。