Merry Christmas and A Happy New Year !
クリスマス、おめでとうございます。
そして、今年も残すところわずかとなりました。
今日から休みの人もいるようで、海外組のラッシュが始まっていると
テレビが報じていました。羨ましいですね・・・。
さて、皆さんのクリスマスはいかがでしたか?
また年末年始は、お楽しみの計画があるでしょうか?
日本中がクリスマスのイルミネーションでいっぱいになり
楽しいイメージのクリスマスですが、このクリスマスを
涙で迎えなければいけない人たちも、少なくないと思います。
2000年前のクリスマスの出来事の中でも、受胎告知を受けたマリアは
絶望や不安の中で、その出来事を受け入れ、神様からの愛の眼差しが
注がれることを祈り続けていたように思います。
クリスマスの降誕の場面は、マリアとヨセフ、羊飼い、3人の博士、天使が
さまざまな絵画や彫刻で、見ることができます。
我が家にも、この生誕の場面の人形、クリブをクリスマスの季節には飾っていますが、
静かに祈る人形たちを眺めていると、とても心が素直になり、神々しい気持ちを抱かせてくれます。
祈りには、心を穏やかにして、弱った心を勇気づけたり、励ましてくれる力がありますね。
今年、パリではテロによって、多くの方が亡くなりました。
その時の様子をパリに住む知人が、暴力を訴えるのではなく、亡くなられた人たちへ祈りを捧げようと
呼びかけた大学の先生からのメールを紹介してくれました。
「窓にろうそくを飾りましょう。そして、犠牲者に祈りを捧げましょう、
フランス人は、暴力には屈せず、連帯を見せましょう!」
早速、窓の近くにろうそくを灯し、亡くなられた方への祈りを捧げました。
目には目をではなく、暴力には祈りを、これが私たち一般のフランス人の戦い方です・・・。
日本では、この事件以来、特にイスラム教のモスクに通う人たちに対して、様々な偏見、差別も
起こってきていて、実際にお子さんが、学校でいじめにあっているという事例があると聞きました。
私たち大人の言動や価値観、姿勢などが問われているように思います。
新しい年が、間もなく明けようとしていますが、皆さんの願い、思いはどのようなものでしょうか・・・。
私は、一つ一つの出来事や人との出会いを大切にしながら,
感動したり、喜んだり、困難なことも、前向きに受けとめていきたいと思っています。
新しい年が、皆様にとって、良い年となりますようお祈りいたします。