フランス人は10着しか服を持たない!?

巷で話題の「フランス人は10着しか服をもたない」パリで学んだ"暮らしの質"を高める秘訣
ジェニファー・L・スコット 著 大和書房
が気になって、平積みの本を手に取り、ついつい買って読んでいる。
数か月前に、「断捨離」と言って、古い書類や、ファイル、書籍などをかなり
整理して処分した。
 忙しさにかまけて、衣類もかなり増えてしまっていて気になって仕方がなかったので、
このタイトルに刺激を受けたのだと思う。
単に服を処分して、10着にしてクローゼットをすっきりさせればいいという
だけのことではなく、自分が気持ちよく着られるもの、自分を自分らしく見せてくれる
似合うもの、着ていると気分のいい服だけを選んで着ることで、毎日を自分らしく
気持ちよく過ごす生き方にも通じることのようである。
高いのを思い切って買ったけれど、着てみるとイメージが合わないで
なかなか着ることのない服や、ブランド物のもらい物のセーターで
色が自分にはもうひとつ合わないけれど、せっかくだから、処分できないなど、
持っているだけで、服として出番の少ないものも多い。
「自分らしく」着られるもの という選択法は、服だけでなく、確かにいろいろに
応用できる。どこに出かけるか、何を食べるか、どんな職業につくか、誰と結婚するか
部屋のインテリアはどんながいいか、車の車種は、何を目指すのか、誰に相談するか、
何を大切にするか・・・・
人生は、選択の連続ともいえる。
フランス人は、自分らしさを大事にして、自分が生き生きできる生活をし、
自分らしいおしゃれを楽しみ、食事をしているという。
ものがあふれ、ものに不自由しない生活であっても、本当に自分が大切にしたいものや
自分らしさを引き出してくれる、自分らしいおしゃれがわからなければ、こころがゆたかとは
言えないのかもしれない。
そんなことを、ちょっと広げて考えさせてくれる。
ものを大切にするといえば、聞こえはいいけれど、
ついつい高価なものや、質のいいものほど、よそ行きにしようと
しまい込んでいることも多い。
会いたい人がいても、やりたいことがあっても、今は忙しいから、あとでゆっくり時間をとって・・・
などと、理由をつけてしまっていることもある。
そういうことにも、通じるのかな・・・
夕べ、少し時間を使って、衣類の整理をしてみた。
まだ10着には程遠いけれど、部屋がすっきりとしたし、毎朝の服選びが
簡単にできるようになった。ごちゃごちゃ悩まなくてもいい。
身の回りを整理することで、自分の行動の仕方や選択も私らしくを基準にシンプルに
なっていくといいなと思う。
今年は、ものをしまい込んだり、やりたいことを後回しにせずに、
物事をシンプルに選択して、どんどん私らしく実践していきたいなと思っている。
 

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