アサーティブな人
10月から放送されている“月9”を見ていますか?
私は家族にバカにされながら、色々なドラマを録画して見ています。
それは夜も会議やミーティングがあって、タイムリーに見られないことが多いからなのですが、いつでも見られるからと、あれもこれも録画してHDDがほとんど一杯になってしまっています。そして、長い間見ないままになっているものも沢山あります。それで家族にバカにされるのですが、今回の“月9”はそんな中で、息子たちに面白いと勧められて見るようになったドラマです。
「信長協奏曲」というこのドラマは、最近多い漫画が原作のドラマです。
現代から戦国時代にタイムスリップしたサブローという高校生が、姿かたちがそっくりな気弱な文化人的な信長と入れ替わるという話です。このサブローが現代人の感覚のまま色々やっていくので、今伝わっている「うつけ」と言われる奇想天外な信長になっていくのです。サブローは歴史の知識もないので、史実に囚われることなく動いています。その中で多くのことにぶつかり、家来たちにも大きな影響を与え、彼自身も成長していくのです。
その過程が興味深いものです。
今日私は、大学と専門学校で「アサーション・トレーニング」の授業をしていました。さわやかな自己表現と言われるこの表現法は、自分も相手も大事にして、言いたいことを言いたい時に、互いに率直に伝えあうことが基本になっています。キング牧師の〝I have a dream"の演説は、その代表格と言われています。誰もが互いの尊厳を守り、自分の気持ちに正直に率直に伝えることは、人との関係を変えていきます。
「信長協奏曲」のサブローもアサーティブな人なのだと思っています。このドラマを見ていると、信長の言葉に爽快感を感じたり力強さを感じたりします。人を愛する気持ちも伝わってきます。そして周囲の人に力を与えていきます。ドラマとはいえ羨ましい限りです。
私は息子たちに勧められたのですが、今度は私が皆さんにお勧めします。どうぞ見てみてください。