ホテルボーイの一言
先月仕事がらみで資格試験を受験した。筆記と実技試験があり、筆記は東京・実技は千葉での受験となったため、それぞれ試験会場近くのホテルに宿泊した。東京での宿泊は試験が午後からだったので、朝食付きのプランにしてゆっ~くり午前の時間を過ごすことにした。
ご多聞に漏れず朝食はバイキングで好きなものをとるのだが、デザートのコーナーにいったらアンパンマンとバイキンマンのプリンが目にとまった。(黄色いプリンの上にココアパウダーでアンパンマンとバイキンマンの絵が描いてある)キャラ弁でなくキャラプリンということのようだ。
しかしどうみてもバイキンマンが目につく。あたりを見回すと夏休みということもあり、親子連れの客でレストランは一杯。もちろんバイキンマンを手に取り自分の席に移動しようとしたその時、ホテルボーイの若い男の子が私に向かって
「ありがとうございます。バイキンマンをとっていただき…。やっぱりアンパンマンのほうがお子さんに人気があり、バイキンマンは残っちゃうんですよ。」と笑顔で話しかけてきてくれた。
(あぁ、このボーイさんはちゃんと私のことを見ててくれて、私は自分が食べるためにプリンをとったのだけど、私の気持ちを汲み取ってくれてわざわざ「ありがとう」の一言を伝えてくれたんだ。)
と思いなんだかうれしくなった。今始めて出会うこの目の前のボーイさんと気持ちが通じた感覚を味わった。
試験は散々だったので、来年また受験の時は是非このホテルを予約しようと思う。