ベランダ-

BSの番組にベランダ-という、植物をこよなく愛する男性の日記みたいな
ドラマがあって、ときどき見ることがあるのだけれど・・・ご存知でしょうか。
そこまで専門的な知識や教養はないけれど、我が家のベランダにもいくつかのプランターが並んでます。
もともと貰い物の鉢や、気まぐれに買った花の鉢を花の時期が終わって、
プランターに植え替えたものや、調理用に買ったローズマリーの鉢など並んでいて
ときどき世話をする程度でした。ときどき水やりを忘れて、枯らしてしまったのに
つぎの春、また芽が出てきて、植物の生命力を感じるなんていう、いたって
いい加減なものでした。
そこへ、この夏の初めに夫が実家の畑から、ミニトマトの苗を
鉢に入れてもらってきたことがきっかけで、いつになく、ベランダのプランターの
水やりを夫が気にするようになりました。
おかげで、ミニトマト苗はベランダの天井に届くまでになり、たくさんの実をつけて
我が家のサラダの彩として、役に立ってくれました。
それが終わって、苗を片付けたところ、大きな鉢が役目を終えて余っているからと、
夫が自分から、土を買いに行き、ついでに安かったからと花の苗を買ってきました。
水やりで、少しずつ減ってしまったプランターにも栄養のある土を足しながら、
ひとつひとつの花の手入れをしたらしいのです。
雑草を取って、黒々とした土が入ったプランターの植物たちは、嬉しそう。
が・・・待てよ・・・
「あのさぁ、プランターの端に、綺麗な緑の葉を付けた苗がなかった?」
「ああ、雑草だと思って、抜いて捨てたけれど・・・」
「言ってなかったけど、あれ、アボカドの苗なんだよ。うちで食べたあとの大きな種を
試しに植えてみたら。芽が出たんで、密かに喜んでいたんだよ~。」
「え、知らんかったわ」
「切って捨てたの?」
「いや、そのまま、まだあると思うわ」
かくして、私が発芽させた、アボカドの苗は、すぐにゴミ箱から救済され、別の鉢に植え替えられ
生き返って、綺麗な葉の色を楽しませてくれています。
今年の夏は、比較的雨が多かったせいもあり、ベランダの植物たちも過ごしやすかったのかも
しれません。炎天下にさらされ、24時間エアコンの室外機の熱風にもさらされるベランダの植物たちにも
少し、過ごしやすい、秋の気配がやってきました。
春に見事にさいていた、ベコニアの花もまた、少しずつ花をつけ始めています。
秋の花を少し、買い足すのもいいかなと、水をやりながら思っています。
 

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