勢関、すてきです。

大相撲名古屋場所は、きょうで今場所の中日まできた。
夫と私の母は相撲好きなので、
我が家の土日の夕方は、テレビを前に二人がにぎやかに観戦している。
私はその様子を台所から少し見聞きしている感じである。
積極的な関心はないけど、二人がいろいろ言うので、
遠藤関や大砂嵐関が、今場所の話題の力士であることぐらいは知っている。
しかし、昨日は、気になる力士がみつかった。
勢関である。
見た目もなかなかよいが、それ以上に
ファンから「座右の銘は?」と問われて、「座右の銘とは少し違うが…」といいつつ
こたえたことばは、「経験」だったことに心ひかれた。
その意味するところは、日常の一期一会すべてが自分の相撲の糧になるということ、
相撲のこと以外でも、様々な分野のスポーツ選手との交流なども、
自分の相撲のあり方を考えるヒントになるということであった。
言っていることは、さほど珍しくないかもしれないが、
私が勝手に決めている力士像にはないコメントで、意外だった。
もうひとつは、私にとってはただ何気なく流れてくるテレビの音声が、
自分の関心事になると、耳目が集中する私の志向性にも驚いた。
これが私の一期一会なのだろう。
何かに関心を持つ、好きになるのは、ほんの小さなきっかけなのかもしれない。
今日は、我が家の二人とともに相撲中継を見ることになりそうである。
 

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