名古屋場所
随分前の話であるが、一度だけ、名古屋場所を観戦したことがある。
テレビで見るのとは違って、とにかく力士の大きいことに驚いた。
そして、取り組みに至るまでの流れや、対戦する力士によって、
それぞれに個性があって、相撲っておもしろいな、と思った。
はっけよい、のこった!の、瞬間に、会場全体が、土俵の
一点に集中する様や、割れんばかりの声援、勝負と同時に
聞こえるどよめき、落胆の声、拍手など、まさに今起こっている
ただ中に自分も居る一体感がすごいな!と思う。
当時、小錦が土俵に表れた時のどよめきと巨体な
からだには、本当に驚いた。
驚くって、こういうことをいうのだ、と実感するほど
驚いたのを今でも覚えている。
私の父や祖父は、相撲が大好きだったので、いつもテレビで
見ていた。当時は一家にテレビは一台。
だから、子ども心に他の番組を見ることは、もっての他で、
相撲なんて無ければいいのに、と思ったのが私の子ども時代の
感覚である。それが今に影響しているのかな・・・。
父は、きっと、今もテレビで名古屋場所を見ていると思う。
さて、昨日は、夕飯を食べながら夜のニュースで、相撲の取り組みを見た。
そこで夫が、琴奨菊を応援しているのがわかった。
実は、名古屋場所が始まる前に、夫が勤務している幼稚園に琴欧州が
やってきて、園児たちと交流する会があったので、そのことも
あってか、同じ部屋の力士で、しかも自分と同じ九州出身ということも
影響しているように思える。
最近は、HPで検索すると、色々な情報が見つかるので、早速、琴欧州
琴奨菊そして、気になる勢関も、検索してみた。
琴欧州は、10月に引退試合があるとのこと。
琴奨菊は、大関として優勝が期待されているようだが、名古屋場所はどうなのだろうか・・。
勢は、若くて、名前の通り、勢いがあるように感じられる。
正直に言えば、あまり関心を寄せずにいた大相撲だが、せっかくの機会でもあるし、
ちょっと意識して、これから終盤の取り組みを見てみたいと思っている。