担担麺

家の近所においしいラーメン屋さんがある。
最近は、結構評判になっていて、遠くから食べにくるお客さんも
いるようだけど。
開店したばかりのころから、ときどき食べに行っている。
名物は担担麺。他にもラーメンが幾種類かあるが、多くのお客さんは
その担担麺を食べにくる。
カウンターだけの小さな店だが、無口なご主人が作ってくれて、
感じのいい奥さんが手伝っている。
今日は、久しぶりの日曜の休みがもらえた。
夫も休みだったので、昼ごろ出かけたついでに、あの担担麺を食べに行こうということになった。
夫は週に1度は担担麺を食べたくなるという。
時間はちょうど2時25分ごろだった。
「確か、あのお店は午後2時か2時半までで、あと午後5時からだったんじゃないかな?」
「もう閉まっているかな?」
店の前に着くと、~2時 とある。
夫がその表示を見つけて立ち止まっていると、どうやら中にはまだお客さんが
いる様子。そして営業中の札も出ている。
外で迷っている夫を促し、「こんにちは~」と扉を開ける。
「いいですか~。遅くにごめんなさ~い。」
と元気よく入っていくと、ご主人と奥さんが、「どうぞ~。」と
迎えてくれた。
今日は、私はマイルドの担担麺。夫はレギュラー。
これは辛さのめやす。いつもは、私もレギュラーを頼むのだけれど、
今日はマイルドにした。無理をせず、カッコつけず、今日の体調にちょうどいい
辛さを選ぶという選択をしたつもりだ。
ちょっとしたことだけれど、今日は自分にとってちょうどいい選択ができた気がする。
いつもなら、時間が過ぎていれば、遠慮してあきらめてしまうかも
しれないところ、今日はどうしてもおいしい担担麺が食べたかったこともあって
ちょっと積極的に、お店のご主人や奥さんにお願いしてみた。
おかげで、少し遅めのおいしい昼食にありつけた。
4月だというのに、真冬のような冷たい風の日曜日。
こんな日は、おいしい担担麺に限る。
いつもと少し違う選択。それが自分の中では
結構すがすがしく感じた。
ひとつ、新しいやり方を学んだ気分だ。
おいしい担担麺のおかげで。
 


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