日本の明日
私の関係している大学の1つでは、昨日学部生の卒論発表、今日は院生の修論発表が行われた。
今日の修論発表は午後2時からなので、どのような発表(Seedsのメンバーも発表者の1人)になるか楽しみにしている。
ここでは学部生のことを書こうと思う。
最近は嬉しいことに親しくしている学生も増えて、中には卒論に少し関わらせていただいている人もいる。そういう訳で彼らが慣れない論文というものに、苦労しながら頑張って取り組んでいることを知っている。私自身も修論などを書いた時に非常に苦労した経験もあるので、彼らの苦労を実感を持って受けとめることもできる。そういう訳で彼らに対する評価は、親心的な部分もあって、かなり甘いというのも事実だと思う(この後はそのことを理解した上で読んでいただきたい)。昨日の卒論発表はexcellentであった。発表はパネル発表であったが、その発表そのものもさることながら、質疑応答に真摯に応えていく姿は尊敬に値すると思った。適当にあしらおうとか、流してしまおうという姿はそこにはなかった。
私ぐらいの年代(織田信長なら数年前に人生を終えている)になると、最近の若者は幼いだとか、パワーが無いとか思うことがある。だが、ありがたいことに私は仕事で多くの学生や若者と接している中で、本当に魅力を感じる人に出会うことがある。自分の人生に夢を持ち、如何に今を生きるべきかを考え、毎日を積極的に生きている若者たちである。確かに少し考えが甘かったり、頑張りすぎだったりすることもあるが、前向きに進んでいこうという意欲が素敵である。若者が悩んだり、戸惑ったり、後悔している姿にも魅力を感じる(こういうことを言うと、いつもセクハラだと仲間たちに言われるのだが…)。
ある青年には「国の宝だ」と言ったこともある。
日本の若者は棄てたものじゃない!
日本の未来は明るいかもしれない。そのために、彼らがそのままで自分を活かして生きていけるような社会を、我々は守っていかなければいけないと思う。20年後に彼らが疲れたオジサン、オバサンにならないように。彼らが日本の明日を、間違いなく背負っていく人たちであることに感謝して、私ももう少し力を発揮していきたい。
卒業生に向けてビデオレターを作っているので協力してほしいと言われて、メッセージを送った。
「私の老後をよろしくお願いします。」と。