芸術の秋
先週末もうすぐ終わってしまう前にと思いたち、芸術文化センターに愛知トリエンナーレをみに行ってきました。 金曜日は午後8時まで開いているので、仕事をしている私には有難いです。
まず「トリエンナーレ」という言葉自体、頭のなかで????調べたらどうも3年に1度開催される国際美術展覧会のことでした。どんな作品に出会えるのだろうかとワクワクしながら芸文地下2F入り口に着いたら、セブンのナナちゃん人形の大きさといい勝負の「サンチャイルド」が迎えてくれました。(サンチャイルドという名前は後からわかったのですが・・)
今回の作品の中で目をひいたのは、やっぱり大震災や原発や原爆のテーマを扱ったものでした。小さい頃、広島の原爆ドームに行った記憶が呼び戻されました。目を逸らしたくなるけど、凝視しなければと感じた作品に出会いました。
私自身、特に気にいったのは1m50cmぐらいの高さに設置されたA3サイズぐらいの大きさのスピーカー40機が、若干楕円(記憶が曖昧です・・)のかたちに並んでいてその真ん中に立って音楽を聞くところです。音楽はミサ曲らしいのが流されていて、真ん中に立った途端360度から流れてくるので、荘厳な気分になり、思わず目を瞑ってキリスト教の祈りの一節がでてきました。身近で亡くなられた方の顔が思い浮かび、あたたかな気持ちが溢れてきました。
っとその時「パ、パ、パ、パー~ン、間もなく閉館します」との場内アナウンス!一変して現実に引き戻され早々に退館したのでした。もう少し余韻に浸りたかったなぁ~