父と娘

 

 2月に義父が亡くなり、その2週間後に義母が骨折し入院と慌ただしい日々が続き、ブログの当番を2回お休みしてしまった。やっと落ち着いてきたと思ったら、今度は実父の調子が悪くなり、また落ち着かない日々を過ごしている。


 


 私の父は昭和一ケタ生まれの人で、幼いころから怖い存在だった。少しでも逆らうとひどく怒られるので、私も弟も親の言うことをよく聞くお利口さんな子で過ごした。母が「あなたたちは反抗期もなくいい子に育った」と言うくらいである。私は結婚してからもこれは続き、父に意見するなど考えもしなかった。


 ところが、病気がわかってからの父はとても弱い人になってしまった。とにかく調子の悪さを口に出し周りにアピールする。父の痛みは私にはわからないけれど、私は普段からひどい頭痛に悩まされているので、「本当に痛みがひどいときは声も出せないよ」と言いたくなる。私からみれば、食欲は旺盛だし、好きなテレビを一日見てるし、たばこは相変わらず吸っているし、可愛い孫が遊びに行くと痛くないと言うし、少し騒ぎすぎではないかと思ってしまう。


 一緒に暮らしている母の方がだんだん疲れてきているのがわかるので、なるべく顔を出すように心がけている。そして、この年でやっと父に意見をするようになった。最初はもしかしたら怒るかなと思いながらだったが、拍子抜けするくらい父は怒らない。「お前の言うとおりだな。」とか「迷惑かけるな」などというようになってしまった。これはこれで、娘の私にはこたえる。(お父さん、そんなに急に弱くならないでよ)と複雑な気持ちになる。


 これから、父に、そして母に、どうやって接していけばいいのか考えている。そして、私もそういう年になったんだなあとつくづく感じている。


 


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