朝顔のカーテン

 今年は朝顔の種をあちこちでもらった。
いつもは、もらいものの花の種を蒔かないうちに季節を逸してしまうことが多い。
しかし今年は節電の夏、朝顔で緑のカーテンをと思いたった。
朝顔は小学1年生で育てる草花の定番である。なので、蒔けば何もしなくても大丈夫という思いもあった。プランターに蒔いて本葉がでたらすぐに花が咲き始めた。思いもよらぬ速さに驚き、このままでは、花だけがさっさと咲いて、肝心のカーテンがつくれないとあせった。花の育て方の書いた古い本を参考にすると、摘心をしないといけないと知った。本によれば、種を蒔くプランターと、育てるプランターは別のほうが良かったようだが、後のまつりであった。
それを知ってからは、朝顔を侮ってはならないと思った。それから、毎朝様子を見ているうちに順調に伸び始めた。摘心後は花が咲かないのではないかと心配していたが、つぼみがたくさんつき始め、ぼちぼち咲きだした。ひと安心である。ただ、予想ほど、カーテン状態にはにはなっていない。まだこれからなのかなとも思ったり、ここまでかと思ったり、やはり、どこか素人のやる事かとも思ったりしている。
これから暑い夏が来る。きっと、朝顔ももっと茂って、たくさん花が咲くと期待している。毎朝、花を見るのが楽しみなわたしである。

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