はっきりいえること
9月になり今年で5回目になる看護専門学校の授業が始まった。
いうまでもなく、学生たちの顔ぶれは毎年新しくなり、
その年毎に教室の雰囲気は違う。
クラス全体が緊張していたり、
とにかく元気で明るい雰囲気だったり。
これまでの私といえば、自分のことで精一杯だった。
授業が始まると、緊張して目の前でフラッシュがいくつも瞬いていた。
声が震え、早口になり、呼吸するのがいっぱいいっぱいで息が苦しくなり、
何を話しているのか整理できなくなったりしていた。
そのたびに申し訳ない気持がおこり、「私はここで何をしたいのだろう」と自分に問いかけた。
今年教室に入ると緊張するのは変わらないが、一呼吸できるようになった。
授業では学生たちはどんなことを考え、感じているのだろう。
そして、どんな気づきや、学びをえているのか。
今、私の中ではっきりしてきていることは、
学生たちの学習の援助をしたいと思っているということ。