避暑地 軽井沢紀行

 少し遅い夏休みをと、軽井沢に出かけた。
軽井沢と言えば、日本一有名な避暑地、別荘地。
著名人も多く訪れる場所。
旧軽井沢銀座と呼ばれる商店街。歴史あるホテル、教会、美術館。
小説の舞台になったり、雑誌で人気ホテルが紹介されていたりする。ウエディングでも有名な
あこがれの場所でもある。
車で出かけたので、白糸の滝から、旧軽井沢界隈、千が滝、星野地区のある中軽井沢、
塩沢湖周辺の南軽井沢と、ほぼ全体の要所をめぐることができた。
今回の旅の、第一の目的は、軽井沢でゴルフをすることだったのだが、
思いのほか、いろいろと観光もできて、興味深かった。
まず、涼しい。どこも森林の中なので、空気が澄んでいて気持ちがいい。
これは、むしろ、家に戻ってきてから、強く感じたことだ。
なんと、愛知県は蒸し暑いのだろう・・・
それから、印象的だったのは、古いものと新しいものが、両方あるということ。
歴史ある、伝統的な建造物。古い別荘群。
新しいホテルや施設。美術館、コテージ。
古くからの店が多い、旧軽井沢銀座。
長野新幹線の軽井沢駅南には、アウトレットモール。
プリンスホテルにも、旧軽井沢プリンス(ウエスト)と、新館(イースト)が、両方ある。
1日目のお昼を食べた、老舗の洋食やさんには、地元のお年寄りと思われる3人の老紳士が、
いつものように、お昼御飯を食べにきていた。
3日目のお昼に行ったレストランは、リゾート開発した貸別荘エリアにあり、女子大生風の4人が
旅とおしゃべりを楽しんでいたり、テラス席では犬を連れた人たちが食事をしていた。
別荘地にある、一泊目の宿の近くを、朝、散策していたのは、老夫婦が多かった。
2泊目のホテルには、赤ちゃん連れの家族や、カップル、老人グループ、老夫婦、が多かった気がする。
貸し自転車を乗り回して観光しているのは、大学生風の若者が多かった。
いろいろな世代の、いろいろな人々が、訪れる街なのだなという気がした。
それぞれの楽しみ方が、できる街。
そうだ、今思い出したが、面白い?!出来事があった。
軽井沢に到着して最初に入った洋食屋さんでのこと。
開店と同時に入った私たちが、注文した「ハヤシライス昔風」に舌鼓を打っているころ、
一人の50代くらいの女性が、「3人です。」と言って、入ってきた。
そのあと、続いて、20代くらいのその女性の娘と思しき女性が、席についたのだが、
なにやら、険しい困った顔をしている。
母 「お父さんは?」
娘 「来ないと思う。無理だよ。」
母 「・・・?」
娘 「どうしても嫌だって、お蕎麦がいいって、車で待ってるって」
母 「そう・・・それで、貴女はこのあとどうするの?」
娘 「私はアウトレット行く」
母 「じゃ、それは2時間くらいね」
娘 「お父さんは、温泉に入りたいってよ」
母 「じゃ、旧軽井沢は、二人で一緒に廻ろうよ」
娘 「 うん 」
どうも、そんな感じの話しの様子。
頑固なお父さんは、どうしても洋食ではなく、蕎麦が食べたかったようで、
私たちが、外に出たら、ちゃんと車でひとり、待っていらした。
その先の行動も、どうやら、別の様子で・・・
それでも、みんな世代を問わず、満足できる場所が、用意されているのだから、
行先は、同じ軽井沢だったわけか・・・と、妙に納得してしまった。
あの家族の、帰りの車中は、どうだったろう。
みな、それぞれに、満足のいく、軽井沢を堪能され、笑顔で帰って行かれたなら
いいのになと、ちょっと思った。
それと共に、広大なアウトレットにも付き合ってくれた夫には、感謝かもしれない。
                                                ruko


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