祇園祭

先週、祇園祭を楽しんできた。

20代のOLの時に、今で言う女子会のような雰囲気で、会社の先輩女子に誘われて、
出かけた以来の祇園祭。

今回は、京都に住む娘から一緒に見に行こうと誘われ、母と娘の祗園祭。
暑さ覚悟で、16日の夜、宵山で賑わう京都を目指した。
京都駅は、いつも以上に混んでいて、すでに浴衣姿の人もちらほら。
在来線に乗り換え、まずは娘の下宿先へ。
夜ご飯は、屋台巡りをしようというオススメで、冷蔵庫から冷えたビールならぬ
冷えた缶ワインをもって、いざ宵山へ。
屋台で買うアルコールは高いそうで、お家から持参するのが、京都に住む下宿生の節約術らしい。
それにしても、はじめて知った缶ワインの存在。
戸惑いながらも、地下鉄を降りたところで、乾杯!
結構いけるではないか!!
ワインをちびりちびり飲みながら、屋台巡りをしばし楽しむ。
路地に入って、歩いて行くと「ちまきいりませんか、てぬぐいいりませんか」というこども達のかわいらしい歌声や、祇園囃子が聞こえてくる。
山や鉾の美しい装飾品を眺めたり、町家のお宝も見ることが出来る。
実際に函谷鉾に上がってみた。
既に15000人以上の人が、この鉾を訪れたそうで、ちまきも手ぬぐいも、パンフレットも完売という。

鉾からの眺めは圧巻!
囃子方の笛や太鼓の音色が間近に鳴り響き、
鉾や山に飾られた提灯の灯が無数に揺れ、
京都の町並みと帯のように流れる屋台の灯
そして、びっしりと人の海。
想像以上に、鉾が高いことにも驚き、正直ドキドキ・・・。
心臓の高鳴りを感じながら、緊張した面持ちで、舞台に立つ踊り子のよう。
祗園祭の神霊が下りてきたのか、素直に祇園祭に酔いしれたのか、単に酔いが回ったのか、
判断は任せます。
翌日は、晴天となり、豪華絢爛な山鉾巡行をたっぷり楽しむことができた。
実際に出かけて体験することは、時間も労力も必要となるが、
本物に出会うチャンスでもある。
祗園祭に出かけて、本当によかった。

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