”ひなまつり”
この時期スーパーに行くとひなまつりのお菓子やら甘酒などが販売されており、ふと自分のおひなさまのことを思い出しました。
子供の頃「ひなまつり」が近づくと、7段飾りの雛人形を祖父や母が飾ってくれ、ワクワクしながらただただきれいだなぁ~と見ていた記憶があります。お姫さまへの憧れ半分、ひなあられや菱餅を食べたいのが半分というのが正直なところでしょうか・・・。
中学から高校の頃は雛人形を飾るのや片付け(けっこう時間がかかる)を手伝わされていたので、面倒に思いつつも、でもこの人形が私の災厄を身代わりで引き受けてくれるのかなぁ~とけっこう神妙に飾っていたように思います。
20歳を過ぎた頃から人形そのものには意識がいかなくなりましたが(さすがに飾ることの手伝いはもう卒業させてもらいました)、4日の朝に部屋の半分以上を占めて飾られていたおひなさまがきれいに片付けられているのをみて、お嫁にいき遅れないよう祖父母や両親が夜仕事を終えてから片付けたんだなぁ~と気づきました。
そのうち毎年その様子をみる度に言葉で言われたワケではないのですが、なぜか私は4日にきれいに片付いているのを見ると、『はやく嫁にいって欲しい。いつまでも家にいてふらふらしていないでね。』というメッセージに感じられ、小さい頃のようにひなまつりをワクワクした気持ちで迎えることができなくなっていました。
さてそんな私も母になり、娘が生まれてその子も20歳を過ぎ、今年もひなまつりが近づいてきました。
彼女が生まれて5回ほど引越しをしたため、一昨年と昨年は人形を探すことができなく飾らなかったのですが、(もちろん7段は飾れないので陶器の置物の雛人形に変えました。)彼女の成長を願い、今年はこれからなんとか探してみようかな・・と思っています。