誕生日の贈り物

 夏の暑いこの季節に、○○才の誕生日を迎えた。

誕生日の朝、「お誕生日おめでとう!この1年も良い年でありますように!」と、携帯にメールをもらった。意外なことに、夫の仕事仲間の男性から。

「うれしい!覚えていてくれたんだぁ」と携帯に向かってデレデレしていたら、「朝飯は?」と家人。

奥さんの誕生日より、まず朝飯かぁ、と現実にタイムスリップ。そんなふうにして、誕生日の一日が始まった。

娘も、一緒にご飯を食べようと、京都から帰省してくる。私の誕生日を一緒に祝ってくれるらしい。

夕方、夫と駅まで歩いた。我が家から駅まで20分。いつもだと、勘弁して下さい!と言いたくなるほど汗だくだくになるのだが、この日は、秋を思わせるようなさわやかな風。夕焼けも美しく、駅までの道のりを楽しんだ。普段、車で走っている道も、歩いてみると、百日紅の花がこんなにも満開なんだと気づかされる。木陰が涼しいなぁ、と見上げると、どんぐりが実をぎっしりと付けている。この場所、更地だった?と殺風景になった景色を眺めて、ああだ、こうだ、と言っているうちに駅に到着。お腹もちょっと減って、いいタイミングで涼しい電車に乗り込んだ。

 誕生日を兼ねた夕食会は、ちょっと風変わりな設定で始まった。娘と私がカウンター席、夫は少し離れた予約席で会合を兼ねた飲会。つまり、奥さんの誕生日に、飲み会を入れてしまった幹事の苦肉の作。

3人で乾杯をし、前菜を食べ、誕生日の夕食がスタート。夫は、行ったり来たりしながら、こっちにも、あっちにも茶々をいれている。

しばらくして、会合のメンバーから大きな花束を頂いた。奥さんの誕生日だからと・・・。ピンクのバラが、何色にも重なり合って、とても素敵な花束。

「私に?」

今日は驚かされることばかりで、でも、本当に、う、れ、し、い。

そして、シェフからのバースディーケーキ。ろうそくをふぅ~と消して、お店にいる皆からおめでとう!と言われて、今日は本当に私の誕生日なんだろうか?とほっぺをつねってみた。

 日頃、どちらかというと、人に何かをしてもらうより、してあげることが多い。私的には、あまり意識もせず、やっていることなのだが、今日は、朝のおめでとうメールに始まって、「わたしのために」「心をこめて」たくさん、たくさんのプレゼントをいただいた。

今年の誕生日の幸せ体験、本当に嬉しい!大切に心にとどめて、そして、優しさの原動力にしていきたい。


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