プロセスは心に刻まれるもの

6月担当の私の投稿がすっかり遅くなってしまいました。
深くお詫びいたします。
ということで、今の私の最大の関心事をお話したいと思います。
我家には2人の息子がいて、共に野球を長年やっています。
二男は今年が高校3年生、高校野球最後の年です。
多くの球児達がこの時を目ざして、日々真っ黒になり汗と泥にまみれて練習を繰り返しています。
そして今がその本番の真っ盛り。
愛知は日本一の参加校ですが、甲子園に行けるのはたった1校。
本当に厳しい道のりなのです。
ましてや我息子の学校は官庁街にあり、狭いグランドにサッカー部、ラグビー部、テニス部・・・
朝練・昼練・午後練とやってはいても練習環境は劣悪で、
日常的には外野の守備や長打を打つことはできません。
毎週末、どこかの学校に出向いて練習試合をお願いしているのです。
こんな状況にも負けず、毎日頑張っている息子は母にとっては自慢の息子です。
ですから夏大会を一試合でも多くさせてやりたいと願わずにはいられません。
毎日半分の高校が涙してグランドを去って行くのですから、応援にも力が入ります。
2010.7.17一宮球場第2試合。
昨日が息子達の夏大第一戦でした。
お陰様で9-2で勝利しました。
親バカですが、なかなか良い試合で感動的な場面が何度かあり盛り上がりました。
相手チームの素晴らしいプレーやチームメイトがお互いを思いやる姿にも心が動きました。
そして一夜明け今日の新聞には、ホームランを打ちヒーローになった子の写真と
記者の短いコメントそれに結果表が記載されていました。
普通でいったら1回戦から十分な取り上げられ方だと思いますし、
練習に行く前の朝早く、息子も興味深げに新聞を見ていきました。
野球の結果は、非常にシンプルです。
打数・安打・打点が打順で並んだ表に記載されます。
その他にも欄外に多少の記載はありますが、ほとんどの記録が数字で簡単に表されるのです。
そこには、ファインプレーでグローブを高々と上げた姿も、
ちょっとしたミスで肩を落とした姿も表記されることはありません。
もちろん選手達が互いに励ましあい、支え合っている姿はもちろんのことです。
残念ながらこのような姿を見て、気持ちを感じることができるのは、
同じ球場に足を運んび、手に汗にぎり応援してくださった人々だけなのです。
でも、その人たちの中には確かな気持ちとして、選手達の姿が残っているのだと思います。
数字で表されるものが実際の出来事(コンテント)であり、
人々の心に刻まれた気持ちが(プロセス)なのではないでしょうか。
いずれ数字は忘れてしまいます(私なんてすぐです)。
でも、心に刻まれた感動は、ながーく心に残って何かしら刺激を与えてくれます。
プロセスは心に残るものだと私は思います。
だからこそ、私は一つひとつの経験を大切にしていきたい。
確かにそこにいて、共にあるものだけが共有できるプロセスを味わいながら生きていきたい。
改めてそう思わせてくれる時間をくれた息子に感謝しています。
最後に、明日の試合も頑張れ!!

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