聴竹居
先週東京に2泊3日で出張したおり、最終日に友人に誘われて竹中工務店本店1Fで開催されている”「聴竹居」と藤井厚二展”に行ってきました。
藤井厚二という名前は初めてきいたのですが、ギャラリーをみて驚きました。
まず「聴竹居(ちょうちっきょ)」というのは藤井氏の5回目の自邸だそうですが、呼んで字のごとく「竹の音を聴く居」であり、周りを竹林や紅葉に囲まれた豪邸です。ところが単なる豪邸ということにとどまらず、約80年前にこんなにモダンで環境の負荷が少ない住宅を考えた日本人がいたという事実にビックリ!!しました。
西欧の建物がシンメトリーを重視していた時代に藤井はわざとアンシンメトリーの窓枠を採用したり、遊び心がいっぱいつまった住居だなぁ~と感じました。
また今でいうリビング(居間)は木の床になっていてモダンなダイニングセットがあり、隣には畳敷きの和室があります。ここで注目はダイニングの椅子に座った人と畳に座った人と目の高さが一緒になるように和室の床を30cm高くしていることです。
さらにどの居室にもできるだけ窓をつけ日の光がそそぎこまれ明るくなるよう工夫されており、特に天井部分については凹凸をつけたり、照明器具の材質を工夫したりしてそれまで暗くなりがちだった日本の住宅に明るさをもたらしました。
そして当時としては珍しく壁に神棚や時計を埋め込むことで部屋の広さをだしています。
49歳という若さで亡くなられたのが本当に惜しいと思います。彼がずっ~と生きていたらまだまだいっぱい後世に残る建築物があったであろうと思われます。
京都駅から15分ほどの大山崎町で彼のこの「聴竹居」を見学することが出来るらしいので、そのうち予約を取り是非この目で実際に見てみたいものです。