聞き耳を立てて
仕事先で、毎年の健康診断が、昨日実施されました。
昨年は新任ということで、胃のレントゲンがついてのオールメニュー。
で、今年は年齢的な理由で、昨年同様のオールメニュー
受付の際に私の後ろには、20代の男性が2人。一人は新任(A)のために(多分)オールメニュー。もう一人は、4年目の方(B)。
今になって考えると、Bさんも新任の年には胃のレントゲンをやっているはずなので、ちょっと変なんだけど、その2人の会話。
A「胃の検査って、あの白いバリウムと炭酸を飲むんですよね。あれ気持ち悪いですよね。飲んだことないですか?」
B「ない、ない。それ体には悪くないの」
A「悪くないそうなんですけどね。でも、排泄も真っ白ですよ。」
B「それって、絶対体に悪いよ。」
A「そうっすよね。絶対やりたくないな。」
B「絶対やりたくないな。」
…私は、その体に悪そうなことを、体に悪いところがないかどうかを調べるために、やらないといけないんですけど…ということで、会話に割り込み。
「私もできれば、本当は、やりたくないんですよ。」
その後の採血のコーナー。
今度は、検査会社の担当の方(採血する側:C)と私の前の男性(採血される側:D)の会話。
C「気分悪くなったりしていませんか?」
D「大丈夫です。でも血を採るのって苦手なんですよね。」
C「苦手な方って見ているだけでも駄目なんですよね、他の方の採血している様子をご覧になってましたよね。大丈夫ですか。」
…
Dさんは背の高い方だったんですが、大きな体を小さくして採血コーナーの前で所在なさげに待っていらした意味が分かったような気がして聞いていました。
最後はレントゲン車内
私が着替え終わって出ようとしたところでカーテンの向こうで、これも検査してもらっている側の男性(E)と検査業者の担当の女性(F)の会話。
E「大変な仕事ですね。」
F「でも、慣れていますから。」
E「えっ、でも(大学を)出たてですよね。」
F「えっ?大学ですか?いえ、もう“いつのことだろ”ですよ。」
E「へえ!…失礼します。」
確かに、業者の方は、仕事にも慣れていらっしゃるぐらいの年齢の方と見受けられました。
どうでもいいような対話ばかりなのですが、私は、なぜ、そこでその発言だったのかなと考え出すと、いろいろ想像してしまって、面白いことになってきます。
私の恩師の言葉「全ての事には理(ことわり)がある」
そうやって考えてみると、上の三つの会話のそれぞれの理由はなんだったんでしょうね