クリスマスの夜に

クリスマスが近づいてきました。
日が沈むと本当に寒いなと感じる季節です。
私の知人で、1年を通して野宿生活者の
支援活動を行っている人がいます。
度々、栄を中心に、仲間たちと夜回りするのが
日課になっているそうです。
凍えるような冬の夜には、毛布1枚あれば大切な命を
落とさなくてすむのに、悲しい出来事は、毎年起きて
いるそうです。
命に軽い、重いなどないはずなのに、人間として
大切に扱われて当然なことなのに…。
と悔しそうに話してくれました。
寒い夜空に、このような立場の弱い人や困っている人の
もとへと出かけていく彼女や仲間たちの姿には、
本当に心打たれます。
必要とする人がいるから、命に関わることだから、
手助けすることは、人として当たり前なことだよ…
こんな寒い夜に、クリスマスの賑やかなイルミネーションの
向こうで、多くの人が気づかないでいる、もっと美しい
ともし火が灯っていることに、とても感動します。
先日「マリア」という映画を見てきました。
ナザレに住む乙女マリアが受胎告知を受け、
いいなずけのヨセフと住民登録の為に生まれ故郷ベツレヘム
へ向かい、馬小屋で救い主イエスが生まれます。
輝く星に導かれて、羊飼いと東方からの3人の博士(天文学者)
が拝みにやってくるというクリスマス物語です。
当時の社会の中で最も低い階層であった羊飼いたち、
東方からの怪しげな外国人の天文学者、
結婚前に身ごもるという罪
そして、救い主は粗末な馬小屋で生まれる。
社会から拒絶され、もっとも貧しい待遇として
クリスマスの物語は語られています。
映画は、当時の権力者ヘロデ王の迫害を避けるため
エジプトへ逃げ難民として生きなければならないことを
暗示しています。
何とも痛ましい出来事が語られていますが、
そこに登場する人々は、神々しいまでに救い主イエスの誕生を
心から喜び、そしてその喜びを皆でわかちあっています。
暗闇の中で輝いている美しい希望のともし火です。
明日は、クリスマスイブ。
2つの美しいともし火を近づくクリスマスのしるしとして
思い巡らしています。
寒い夜、世界中のどの人にも、ひとり一人の命が尊重され、
温かな気持ちでクリスマスの日が迎えられますように・・・。


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