Win-Winの関係

以前にも名前の挙がった、私たちの恩師である、星野欣生氏(「人間関係作りトレーニング」著者)から「向き合う関係づくり」という話の中で聞いた言葉です。文字通り、どちらかが勝った、もう一方が負けたとか、こっちが正しくて、そっちは間違っているという関係でなく、どちらもが生かされて理解し合える関係のことです。
今まで、“Win-Winの関係”について、「ふむふむ」と理解していたつもりでした。が、今回、本当の意味でその関係を作り出すのにどうしたらいいのか、というのを考えさせられるような出来事に遭遇しています。
事の発端は、子どもの学校の出来事。
端で聞いたら、「それはいじめでしょ」というような出来事が起きているそうです。<いじめられている子>には、他の友達が「先生に言った方が良いんじゃない」というアドバイスもしているそうですが、なかなか、面と向かって<いじめている子>に「やめなさいよ」ということはないようです。
その出来事が起きているのは小学三年生。小規模校で最近人数が多くなったとはいえ1学年2クラス。それも、1クラスが30人に満たないので、この先、卒業までの3年間は、今のメンバーで、交代交代、クラス替えを行いながら過ごさねばなりません。当然、<いじめている側><いじめられている側>にとっても、条件は同じです。
この、卒業までの残りの3年間をいかにこの子達にとって、かけがえのない大切な時間として、過ごせるようにするか。まさにそこにこそ、この“Win-Winの関係”を作り出すパワーと知恵が生きてきそうな気がしています。
星野氏は“Win-Winの関係”をつくるには
『相手とデータを出し合い、お互いに言うべきことは言い、聴くべきことは聴く』こと、相手の枠で聞くことをお互いにやってみる』こと、『そのために生まれる葛藤に正面から向き合っていく』こと、そして、『コンセンサスつまり合意をする』ことを心がけねばならないと話しています。(「私が私であること-人関で育てれられた私」ニンカン・ネット通信-Vol.1より抜粋)
小学三年生に、「がんばりなさい」というには酷なことです。が、だからこそ、小さな、しかし、れっきとした一個人としての子ども同士が、きちんと向かい合うことが出来るような環境を整えてあげること。それが、周りの、先生や保護者たち大人に出来る最大の支援なのかもしれません。


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