10月の例会
やっと空気が秋めいてきました。
今月から新しい文献を読みはじめました。
「こころの科学192号 グループの力」です。
いくつかの記事が載っていますが、各自の関心のあるものを一つずつ選んで読むことにしました。
今月は「自死遺族のわかちあい」を担当の人が選びました。
身近な人が自死した遺族は、他者に励まされれば励まされるほど喪失感や孤立感が増していくのだそうですが、同じ体験をした遺族グループに参加することで、困難に対処できるようになったという体験が書かれていました。
自分の話が気を遣わずにオープンにできること、同じ体験をした他者の話からの影響が力になること、共に困難に対処する人がいること、などが挙げられており、グループにはまるで魔法が働くようだと書かれていました。もちろん会がどのように運営されているかに大事な要素がたくさんありますが、ただ話を聞いてもらうだけでなく、「私もね・・・」という相手のいるグループは、孤立感から救い出し、失われた自尊感情を取り戻すことにつながっているとありました。
この記事を読んで、遺された人たちがどんな思いでいるかを知り、少しでも多くの人がグループで救われてくれるといいなと思いました。
例会の議事は、予定の確認などがなされました。