その場で感じる

私の感覚では、一年で一番心地よい時期で皐月がやってきました。この心地よい時期の幕開けは、いつもゴールデンウィークと呼ばれる休日の最も多い週間になります。実は大学で講義をさせていただいている私は、カレンダー通りという訳にはいかないこともあるのですが、そこは非常勤の強みでうまく調整して、この時期は新年度のスタートの疲れとったり、気分転換する時間にしています。

今年はそのゴールデンウィークのスタートを東京で過ごすことになりました。久々に対面で行われる研修のお仕事に行くためでした。そのついでと言っては何ですが、こちらも2~3年ぶりに東京方面の友人に会うことができました。研修前泊の日にランチとディナー(と言うほどか?)を、それぞれ違う友人と過ごしたのです。久々の友人との対面での語らいは、本当に楽しく、心安らぐ時間になりました。

ランチの後で、皇居東御苑を散歩してきました。さすが皇居(私の偏見かも)‼花は綺麗に咲き乱れ、そのどれもが手入れされている感じで、その美しさや緑の爽やかさに癒されました。そこそこお天気も良く、丁度いい気温で体が解放されていく感じを味わえた時間になりました。今回はそんな訳で、アイキャッチ画像も愛犬ではなく、東御苑の藤の花にしてみました。

こんな風に書くと、さぞやゆったりと優雅な散歩をしたように思えるでしょうが、実は二人の会話は庶民のやっかみ満載で、「これを無料で開放できるなんて、税金を投入していると違うねぇ」「皇居の花は何となく、品がいいわ。家の花とは出来が違う!」「将軍や天皇陛下は、これを独り占めしてたんだよね。羨ましい限りだわ。」などと好き勝手なことを言いながら、過ごした時間なのでした。でも、この好き勝手な会話は、その場に居るからこそ出てきたもののように思います。写真や解説書では感じない、些細な違いを感じたからこその会話だったのだと思うのです。

夕食を共にした友人とは、日常の愚痴合戦。お互いに知っている共通の人も多いので、「うんうん、そうそう」と言いたい放題。話している私たちはスッキリしましたが、ちょっとここには書けないお話しでした。やっぱり会って話すと、メールやLINE以上に盛り上がり、相手の反応がいかに自分の話に影響するかを実感してしまいました。

前泊で準備万端整えて(何をだ?)臨んだ研修は、休みを返上して参加された皆さんの意欲を感じるものでした。内容は詳しく書くことはできませんが、人が自分を活かそうとする力や、相手を尊重したり、信頼したりすることから生まれる関係の素晴らしさを感じさせてくれる体験の場となったことをお伝えしておきます。一緒にやったスタッフの皆さんの魅力にも触れられた、嬉しい時間でもありました。

やっぱり、遊びも仕事も対面が私は好きです。これからも対面で何でもできるといいなぁと願うばかりです。

ということで、今はゴールデンウィーク半ば。前半は少し忙しいけど充実した時間を過ごしました。明日、明後日は息子たち二家族と私の母、愛犬と夫(なぜ最後?)との家族旅行です。0歳から88歳まで9人と一匹、どうなりますことやら。きっとゴールデンウィーク最後はへとへとかな?