自分の基準を緩める
この頃、アメリカに住んでいる従姉と時々LINEしている。
従姉は私より10歳ぐらい年上だが、とてもパワフルというか何事にも前向きな性格。
私は自分が消極的だとは思わないけど、彼女の話を聞くと「私なんて」と思ってしまうほどだ。でも大いに刺激を受けている。
そのひとつに彼女は、60歳を過ぎてから、バレエを始めたという。今までにやったことはないのに。
私にはその選択肢はないのでとても驚いた。私はヨガに行くだけでも「大丈夫かしら」なんて思ったくらいだから。
でも、私が新しいことを始めようと迷っていることを話すと、
「どうせやるなら、いい先生につくこと。それと、うまく行かないな、合わないなと思ったらすぐにやめればいいよ。
アメリカでは「石の上にも3年」なんて考えなさそうだよ」とアドバイスしてくれた。
私は「石の上にも3年」とまでは思わないけど「継続は力なり」くらいの意識はあるので、少しがまんしてがんばってしまったり、挙句のはてやめにくくなってしまうところがある。そのアドバイスを聞いて、私に欠けているところを意識化させてもらって、少し気楽に物事を始められる気になった。
自分にとって美徳と思ってしまっていることが、そうせねばという気持ちにさせ自分を縛っていることもあるなと思った。
がんばらねばと思うとつい慎重になる。気楽にやればいいと思った。そうでなければ何も始められない気がした。
5月は私の誕生日月である。こうして人生の楽しみをたくさんふやしていきたいものだと、改めて思うようになった。