今年の桜
今年の桜の開花は、東京で3月21日、名古屋でも1~2日遅れで、かなり早い開花宣言でしたね。
開花から満開まで、約一週間と言われるけれど、今年に限っては、3週間くらい楽しめた気がしています。
でも、開花の後しばらくは、ぐっと寒くなって冷え込んだことが、長い間花が散らないでくれたことにつながったので、やっと、昼間暖かくなってくれたことを、ちょっと喜んでもいます。
私は、桜が咲いたと聞くと、わくわくして、「花見がしたい!!」と
単純に思ってしまうのですけれど、今年は、桜が咲き始めから満開の時期に、あちこちに花見に出かける機会がありました。
まずは、3月に岡崎、名古屋城、4月に入り、瀬戸・尾張旭近郊、ゴルフ場の桜。半田・常滑。そして足をのばして東京にも行く機会があって、新宿御苑、千鳥ヶ淵、皇居、靖国神社の標準木も。おとといは、岐阜県 中津川の桜も、見事な満開でした。
このブログの桜は、新宿御苑で撮ったものですけれど、桜も、そめいよしのだけじゃなくって、よく見るといろいろな桜の木がありますね。
枝垂桜は、まだ、これから満開になるものも、あるようですし、色も、白、ピンク、濃いピンク、葉が出始めたものも、八重の花だとなんだか素敵。思わず、シャッターを押してしまう豊かな表情の桜たちでした。
まだ、東北、北陸、長野の桜は、これから満開を迎えるものも多いのでしょうね。
あちこちに出かけましたが、一緒に桜を楽しんだ人は、いろいろです。
久しぶりに会った短大の同期生、会うのは数年ぶりの研修仲間。老親に孫たち、義母。それぞれの桜とともに、それぞれの関りがあって、その感じとともに、桜の印象が重なって残ります。
普通に会って、ランチをしたりカフェでお茶したりすることも楽しいし大切なひとときなのだけれど、そこに桜が加わるとなんだか、得したような気分にもなります。気持ちが華やかに、ウキウキするせいでしょうか?
それぞれの人には、心配事を抱えている人や、哀しい出来事のあったばかりの人、ひとつの拠り所を手放して、淋しい思いを抱えている人もありました。ひとりで家の中で思い悩んだり、気に病んだりしているときに、親しい人と見る見事な桜の生命力は、ちょっとだけ気持ちの視点を変えてくれて「元気出して」と力強く励ましてくれるかもしれないなという感じがしました。
一緒に見る桜、いいものです。