〆きりの力
Seedsでは、自分だけでは読破しにくいもので、みんなの関心事になっている本を探して、読書をしています。
私は、今みんなと一緒に読んでいる本も、
興味深い内容ではあったのですが、途中挫折していました。
読み進めると、翻訳モノなので意味がつかみにくいところもありますが、
なるほどと思うことや、新しい知識も得られて、
みんなで読むと助けあえていいなと思っていました。
最近ある新聞のコラムで、
「〆切があることの重要性」が書かれていて、
「何事も〆切があるからできるんだ、学生時代のテキスト読みも〆切があるからやったんでしょ。
今はどうだ、読みかけの本が山積みされているだろう」という内容でした。
最後には「「生涯学習」などというゆるいことはできるのだろうか?」と締めくくられていました。
確かに、私たちの読書会は、月に一回持ち回りで、レジュメ担当になります。
担当の時は、要約と自分の考えを述べる程度で、たいしたことではないはずなのですが、
担当の月には読みに力が入り、担当でないと流し読みになります。
担当には〆切がありますし、担当でなくても読書会の日までには読まねばという気持ちにもなっています。
ということは、「みんなで読むと助け合える」ということの中身は、
みんなで約束した日、すなわち締め切り日があるということで、
読書を推進してくれる力は、約束の力であり、
目標を共有し共にめざしていることだったんだなと気づきました。
なんとなくあいまいに「助け合える」思っていたものがはっきりしました。
だけど、誰か一人いい加減になると、ずるずるなし崩しになることもあり得ます。
そういう意味では、Seedsのメンバーはやろうとしたことを全うできるグループで、
目標に向かって頑張れるんだなと思いました。
自画自賛になりますが、
やってもやらなくてもいいことをきちんとやり続けることはなかなか大変で、
それができるグループって、すごいなと思います。
今の本も最後まで読んで、みんなで達成感を得たいと思います。