こころに・・・
朝のNHK連続小説「半分青い」を見ています。
漫画家をめざしてアシスタントをしているヒロイン、鈴愛(すずめ)に、
リアルな日常の出来事でこころにささったことを、問いかける師匠の漫画家、秋風羽織。
今日は、そんなシーンがありました。
自分にとって、こころにささる日常の出来事って、何かな?
ふと、そんなことを思いながら、そういえば・・・と昨日の出来事を思い出しました。
梅雨に入って、1日雨でしたが、昨日も、ちょっと蒸し暑いけれど晴れています。
私は、日ごろの運動不足を反省して、毎日の買い物や銀行、郵便局への用事などは、
極力歩いて行くようにしています。
比較的便利なところに住んでいるので、歩いても片道5分、10分のことですが、
小さい積み重ねが大事と思って。
昨日は、近所のスーパーまで、作りたいものがあったので材料の買い足しに。
ついでに、朝食のパンやおいしそうな果物など、あれこれ買ってレジを済ませ、
マイバッグに入れて、それをショッピングカートに入れて、出入り口へ向かいました。
自動ドアをでたところに、カート置き場があり、2列になって並んでいます。
列の短い方へ、カートを戻して・・・と思って、そこへカートを入れているちょうど、そのとき、
向こうから、かごやカートを回収するスーパーのおじさんが、数台のカートを回収して
戻ってきました。
駐車場のカート置き場に、カートが増えると、それを出入口の所定の位置に
戻す仕事です。
私がカートを入れようとしているところへ、戻すんだろうなと思って、
私が荷物を急いで持って、そこを空けようとすると、
ニコニコしながら、「慌てないでいいよ。」と声をかけてくれました。
外は、太陽がまぶしい晴天。歩いて帰るのに、私は買った荷物を肩に担ぎ、カートに掛けていた
手持ちのバッグから、日よけのためのラフィアの帽子を取り出し、被って、それから
手持ちのバッグを持ち直して、カートを戻すまで、待ってもらっていることを、心地よく感じて
ありがたいなと、感じました。
それだけで、このスーパーの印象が良い方へ20%くらいアップした気分です。
いい気分の余韻をかんじながら、荷物を持って歩いて帰る足取りも、軽くなるようでした。
こころにささる、というより、こころにのこる 出来事でしたが、
こころに・・・ささる、ひっかかる、響く、しみる・・・
些細なこと、ふとした場面が、こころに・・・影響を及ぼすことはたくさんあるな。
ただ、それを一瞬で忘れてしまったり、それよりしなければならない事柄にこころが奪われていて
そもそも、相手が待ってくれていることに気づかなかったり・・・
こころに・・・なんらかの影響を及ぼすこと。とくに、見ず知らずの人の
ちょっとした心遣いや、親切は、気持ちのいいもの。
日常には、結構そういう機会はあるもの、でも、意識していないと、それをキャッチすることが
出来にくい世の中にもなっている気がしています。
逆に、こころにささる言葉や悪意、嫌な気分になること、は、過剰にキャッチしやすい
ような・・・誤解も含めて・・・
そんなことを感じた、梅雨の晴れ間の出来事でした。