手しごと展

先日仕事帰りに前から気になっていた
「エルメスの手しごと展」にいってきました
皮製品、時計、ネクタイなど全部で10ブースあり
どのブースもエルメスの職人の実演とそれを説明する通訳がいました
私が一番じっくり見学したのはシルクスクリーンプリント職人コーナーです
自分ではエルメス製品を持っていませんが
なんとなくあのエルメスのスカーフはどんな風にできるかなと興味をそそられました
シルクでできた白い布の上に大きな型枠を乗せ
一色一色寸分のズレがないように職人がインクをのせていきます
最初は黒で輪郭をプリントし
緑や青や黄色をのせその後赤がはいりました
一色ごとに私も含めて観衆から「ホぅ~」という
ためいきというかどよめきが思わず起こります
特に私には日本の浮世絵を彷彿とさせるものがありました
今回は23色使用のデモンストレーションでしたが
一点のずれも許されない職人の真剣勝負なさまがみられました
これもやっぱり毎日の体験から習得していく職人技なんだな~
長年の積み重ねの体験から自分のなかに落とし込んでいくものだろうと思いました
どの職人からも「私がエルメスをつくっている」という
気概というか誇りが感じられた展覧会でした