自分の気持ち
今月のブログを書くのが遅れてしまった。
先週のはじめに、母がお世話になっているデイサービスから連絡があり、
朝は元気に出かけて行ったのに、検温したところいつもより体温が高いという。
様子をみてもらい、休ませてもらいながら帰ってきたときは、38度の熱があった。
すぐに近くの内科で受診したところ、肺炎の疑い。
毎日点滴に通うことになり、滋養のある食事をさせ、夜の薬の管理を父に頼み、
弟にも様子をみてもらって、なんとか、快方に向かっている。
ここまでくるのに、私の気持ちは心配と責任感で行ったり来たり・・・
一緒に暮らしているわけではないので、朝まず電話で様子をきくのが日課。
薬はちゃんと飲んでいるか、食事はとれているか、元気そうか、咳は出ていないか・・・
父に尋ねるが、おおよそのことしかわからない。
それから、必要なものを用意して実家に向かい母を病院へ。
昨日まで、そんな毎日だったので、ちょっと気持ち的に疲れた。
自分の気持ちなので、もう少し客観的になって、するべきことさえしていれば
落ち着いてもいられると思うのだが、生来の心配性のためか、父が大事な薬を
母に飲ませるのをすっかり忘れたことが分かったときは、イライラしたり、後悔したり・・・
途中で気づいたので、大きな影響はなかったが、歯がゆい思いに、自分の気持ちを
整理するのに時間がかかった。
思うようにいかないのが、親の介護だ。
目の前のことに、集中して、いいと思う判断をして、それを確実にするだけの
ことだと思えば、少しは気が楽になるのだろうけれど・・・
なかなかそうはいかないものだ。
ひとつひとつ、新しい経験から学んでいく・・・
まるでゴルフのプレイ中とおんなじだ。
ピンチになって、緊張したり、前のホールのひどいスコアを
精神的にひきずっていたり、目の前の一打に集中して、最善のことをするだけのことなのに、
それがなかなかできない。
状況をよく見て、最善のショットを打つ、その結果は自分で引き受ける。
単純なことだけれど、自分の気持ちとの闘いでもある。
集中力が足りないと、思いがけない方向に飛ぶボール。
こころここにあらず、では、うまくいかない。
雨も急に降ってくるし、時には雷で中断もある。強風も吹いてくるし、
季節によって、天候によって、コースも自分の体も気持ちも影響を受ける。
大きな自然も相手だけに、すべてをコントロールできるわけではない。
それも、当たり前のことと、自覚を持ってのぞまなくてはいけないな。
仕方がない。
そういうことだってあるものだと。