顔をたてて

GWいかがお過ごしでしょうか?
私はGW前の怒涛のような毎日から解放されて、やっと一息ついているところです。
あまりに怒涛だったので、その最終日の1日にブログを書くのをすっかり忘れてしまった。
3日になって書かなくてはと気づき、書くことを考えました。
そこで、昨夜のことを書かせていただこうと思います。
少し自慢話のようになったらごめんなさい。
今までもブログを読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、
私には元気のいい息子が2人います。
1人はすでに社会人になって3年過ぎましたが、下の息子はこの春から社会人(この言い方もちょっと変だなと思うのですが)になり大阪から東京に移りました。
そして1か月。ゴールデンウィークで帰省してきました。
帰省の最大の目的は、夏物のスーツを買うことと初任給で家族(祖父母も含めて)に夕食をご馳走すること。
息子は事前に「何でもいいから好きな所を予約しておいて」と言ってきた。
これは難しい。何が食べたい?予算は?
聞いても「何でもいいし、いくらでもいい」と答えてくる。
ちょっと悩んで、祖父母の家の近くで知人がやっている串揚げ屋に行くことにした。
当日は店主に快く迎えられ、楽しく食事を始めた。
誰も遠慮することなく飲み物を注文し、食事を始めた。
ここは串揚げが1本ずつ揚げたてで出てくる。
「もうお腹いっぱい」となりストップをかけるまで、色々と工夫が凝らされた串揚げが提供される。
楽しく飲み、食べ進むうちに隣に座る夫と「少しカバーしてやらないといけないかな」「でもせっかくの思いを踏み潰してもいけないし…」などと時折やりとりをし始めた。
あまり高額だと息子に奢られるのは心苦しい。
でも息子の思いは大切にしてやりたい。
まあ、とにかくお店では息子に払ってもらうこととにした。
祖父母や1人暮らしをしている長男とも別れ、家に帰ってから「ちょっと援助しようか?」と言ってみた。
息子の返事は「いや、いい」。
4日からは大阪に行き大学の野球部の仲間と6日まで過ごす予定だと聞いていたので、そのお金はあるのかとさらに聞くと、「大丈夫」との返事だった。
そして「一生に一度のことだから」と言われ、「えー一生に一度なの!!」と私は引っ込んだ。
だんだん親の手を離れていくことを喜びつつも、何もさせてもらえなくなることに寂しさを感じる。
親とは厄介な存在だなぁと自分自身でも思った時を過ごした。
長男に初任給で奢ってもらった中華料理、今回の串揚げは、私が死ぬまで思い出に残る食事になるのだろうな。
彼の前途が洋々であることを祈っている。

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