いつまでも若い
桜が満開で、どこもかしこも綺麗ですね。
今日から新しい生活を始めた方も多いのではないかと思います。
新生活が素敵な毎日になるといいですね。
私は今日の昼食を母と2人の叔母と共に摂った。
私の母は4人姉妹の末っ子で、長女である叔母は早くに亡くなったが、残った3人は元気で皆80歳を超えている。見た目にはもっと若く見えるし、体も比較的元気で今でもあちこち旅行して過ごしている。今回も東京住む叔母が歌舞伎鑑賞や徳川美術館のひな人形見学、それに京都で醍醐寺の花見をするためにやって来たので昼食を共にした。
この3人はエネルギッシュでよくしゃべる。傍から聞いていると最悪のコミュニケーションを展開している。誰もが勝手にしゃべり、人の話など聞いていない。それでも3人はそれなりに楽しそうである。
いつも私はこの状況を不思議に思うのだが、きっとそれぞれが自分の欲求を満たしているのではないかと思う。
平均で80歳を大きく超えた彼女たちが、いつまでも元気で若く見えるのは、このように自分の言いたいことを勝手に言い、やりたいことをやってストレスが溜まらない(無いとは言わない)ことと、好奇心が旺盛なことが要因なのではないかと思う。今日も携帯をスマホにしたいと考えているが、タブレットの方が良いかとか、分かったような分からない話を熱心に繰り広げていた。私が持っているものやちょっとした情報などにも、必ず食いついてくる。関心を向けないことは殆ど無い。本当にこっちが面倒になってしまうほど、いろいろ聞いてくるしほっておかない。
まあ身内のことなので少々恐縮してしまうが、これはちょっと見習った方が良いかもしれない。特別な能力も地位もない人が、元気にいきいきと生きる秘訣を彼女たちは行動で示しているように思うからである。
昼食をとったイタリアンのお店でも、イケメンの若い男性ホール担当者に3人はしきりと話しかけていた。ちょっと大げさな言い方だが、私には森光子さん(きっと3人もでんぐり返しやっちゃうよな)のような人が身近に3人もいる。ありがたいような、ちょっと厄介なような…