コドモのチカラ

先週、私の職場でこども造形教室の作品展がありました。
講師陣の作品も加わり、ちょっとした小さな美術館のような素敵な空間の中で
開催することができました。
作品は力作ぞろいで、こどもたちは、100円、200円と、自分の作品に値段をつけたり、非売品にする作品もあって、
私も、グラデーションのきれいなろうそくや、ビーズの指輪、木工ペンダントなどを買いました。
また、こどもたちが担当するワークショップもあり、私もマグネット作りを体験しました。
一人でもやりたいな、というリクエストがあると、ワークショップがなんとなく始まるので、
このゆっくりペースが実にしっくりいくかんじで、心地よいのです。
私は、マグネットの2種類の材料から、鮮やかな黄緑色の10センチ位の布のような平らなマグネットを選び、
彼女たちの予想に反して、はさみでさらに2つに切り、雲のようにカットをしていきました。
ここで注目度がぐっと上がったのか、私の作業をじっと横で見守ってくれる子、
初めて使うホットボンドの上手な使い方を的確に説明してくれる子、
スパンコールやビーズを付ける時に、細い指先で手伝ってくれる子、等々
楽しい会話のやりとりをしながら、2匹のはらぺこあおむしのマグネットが完成しました。
もう一つは、男児グループが担当する銅のスプーンづくりに挑戦しました。
スプーン型の銅板をトンカチで叩いてスプーン型にしていくところや、木の枝を取手にして、
ネジで付けていくあたりが、結構難しくて、ちょっと横を向いた銅スプーンが完成。
男の子たちは、すでに何度もこのスプーンを創ってきているので、自分たちがこれまで身につけてきた経験を駆使しながら、
私の歪んだ銅のスプーンを丁寧に修正してくれたり、
電動ドリルは、危ないと思ったのか、代わりに穴を開けてくれたりと、サポートしてくれました。
出来上がったスプーンは、まあまあの出来?
最初にしては、いいんじゃない。とフォローしてくれたりで、嬉しいですね。
ありがとう・・・。
この作品展は、コドモのチカラ#3(3回目なので・・・)というネーミングなのですが、
作品を見ていると、一つ一つにその子の創意工夫があって、きらきらしたコドモたちの
チカラを感じます。またみんなで協力して、1日の大掛かりなプログラムを創り上げていく
こと、ここにもこどもたちの大きなチカラの集結を感じます。

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